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西新パレスドームの
バッティングセンターで
170キロの剛速球に挑戦!

西新パレスドームの バッティングセンターで 170キロの剛速球に挑戦!

時速170kmの剛速球を体感できるバッティングセンターが福岡市にある?!やって来たのは、地元の子どもたちや大学生、仕事帰りの大人たちでにぎわう「西新パレスドーム」(福岡市早良区西新)。西鉄ウェルネスが管理・運営するバッティングセンターのマシンが「メジャー級!」「速すぎて打てるのか……?」と話題だ。

そんな剛速球を、本当に打つことができるのか? 西鉄きってのスポーツマンといっしょに勝負を挑んできた!

目次

球速170km/hの投手は存在する?

そもそも、球速170km/hとはどんなレベルなのか?

現在、世界最速の投手と言えばMLB(メジャーリーグベースボール)パイレーツに所属するアロルディス・チャプマン投手。過去に105.8マイル(約170.3キロ)、105.7マイル(約170.1キロ)という記録をたたき出している。

また、エンゼルスのベン・ジョイス投手は、2024年9月に球速105.5マイル(約169.8キロ)を計測。チャプマンの記録に続き、世界3位の記録を持つ。

そんな世界最高峰のピッチャーと肩を並べるバッティングマシンが、「西新パレスドーム」で待っている……!

西新パレスドーム外観。西新ではおなじみの風景だ

球速170km/hに初挑戦

今回挑戦するのは、西鉄の広報・CS推進部広報課の田中鴻一郎さん。

西新パレスドーム入口にて「よく見てみると、手と足の動きが……?!」と話題のイラストに合わせてポーズする田中さん。

小学校ではソフトボール、中学時代は硬式野球部でピッチャーを経験。高校でラグビー、大学でアメフト、現在はアメフトの国内最高峰リーグであるX1 Superで、福岡市を拠点に活動するアメフトチーム「PLEIADES福岡SUNS」に所属する。188cm、122kgという恵まれた体格で根っからのスポーツマン。期待がかなり高まる!

まずは受付に立ち寄り、販売機でメダルを購入。

田中さん
田中さん

300円で遊べるなんて! 手ごろな価格がうれしいですね。

さっそく、時速170kmマシンが体験できる目当てのバッターボックスへ。

ヘルメットをかぶり、コインを入れる。
まずは、バッターボックスに立って球筋を見てみよう。

※特別に許可を得て撮影しています。

投影されたピッチャーのモーションに合わせて、第1球目。

はっ、速い……。
素人からすると、ボールが見えたような、見えなかったような?

唖然としている間に、ピッチャーは次のモーションに入る。

2球目。
田中さん、振った!

なんと、2球目からヒットをねらう攻めの姿勢で、早くも時速170kmに合わせようとする田中さん。
最初から感じてはいたが、タダモノではないぞ……。

そして4球目。
なんと、ボールがバットを……

かすめた!!

もしかして、思ったより早い段階でヒットが期待できるかも?

ファールが何回か続くなか、1、2球は前に飛び内野ゴロ級の当たりも。
しかしながら、大きなヒットはなく、最初の20球が終了した。

「くーっ!!」

田中さん、まずはいったんお疲れさまでした!

時速170kmに初チャレンジ、いかがでしたか?

田中さん
田中さん

やっぱり速いっすね! 振ると当たりはするものの、球速があるので差し込まれている感じというか……。スピードがある分重さもあって、バットを振りぬくのもパワーが必要です。

なんとかうまくいくコツがないものか?
スタッフさんに聞いてみると「チャレンジする方はたくさんいますが、なかなか簡単にはいきませんよね。異次元の速さなので、一概にコツといえるものはありませんね。センスと練習次第かな」とのこと。やはりハードルはかなり高そうだ……。

球速170km/h、再チャレンジ!

いったいどうすれば打てるのか?
作戦会議の末、悩みに悩んで思いついたのがボールの高さを調整すること!

田中さん
田中さん

うまくいくかはわかりませんが……。1回目よりは振りやすくなるはずです!

さあ、気合いを入れて2度目のチャレンジへ。

身長188cmの田中さんは、上から3番目のメモリの高さに設定。
球速は忘れずに170km/時に!

鼻息荒く、バッターボックスに立つ!

田中さん
田中さん

大谷翔平選手を意識します!

1球目は球筋を見るために見逃し。

そして、2球目。
ヒッティングをねらってバットを振ると……

打球は見事に三遊間へ!!

3球目、またしても当たった!
今度はライナー性の当たりがセカンド方向に飛んだ!!!

コツがつかめたのか、その後もヒットやファールを繰り返す田中さん。

いけるか?
打てるのか?

期待が高まってきた10球目。

ついに……

なんと!
センターラインへ弧を描く2ベース級の当たりが!!

文句なし。
パーフェクトなヒット!!

田中さん、これはかなりすごいのでは!

以降も数本ヒット級の当たりをマークし、2度目のチャレンジを締めくくった。

田中さん
田中さん

かなり難しかったのですが、高さを調整したのが良かったですね。球が低いとバットとボールの距離が遠くなるので、自分が振りやすい高さで固定するのがよさそうです。大きな当たりもありましたが、手や腕だけではなく体全体に球威がズーンと伝わってくる感じでした!

人類最速の球威に果敢にチャレンジした田中さん。剛速球を生み出すウワサのバッティングマシンとの勝負を、見事に白星で飾ってくれた。

さまざまな球速・球種にトライできる

見学者は外のベンチで応援できる

球速170km/hに挑戦できる打席は、待ちの行列ができるほど人気だった! 変化球(落ちるカーブ・落ちるスライダー)が打てるマシンは九州初上陸なのだとか。

最新式エアマシンは時速100km~170kmまで設定可能。
左右両打席OKで、落ちるカーブ・落ちるスライダーなど球種も設定可能

他にも何台かマシンがあり、時速70kmからさまざまな球速を試すことができるので、自分に合った速さでチャレンジしてみよう。

なかには、番号が書かれたボードを狙うストラックアウトが体験できるマシンも。ビンゴゲーム形式で商品(ゲームに使えるサービス券)もあり、小学生でも気軽に楽しむことができる。

受付に立つスタッフの山口さん

「平日は仕事終わりの方、休日はカップルの方がよくいらっしゃいます。雨の日でも室内で遊べますので1ゲームから気軽にどうぞ!」と話す、スタッフの山口さん。

バッティングゲームでホームランを打った場合や、ビンゴゲームで好成績を残した場合は月間ランキングで名前が発表されることも!(申告制)上位を狙って練習後に立ち寄る小中学生もたくさんいるのだとか。

西鉄ウェルネスの事業

バッティングセンターがある「西新パレスドーム」以外にも、さまざまな事業を展開する西鉄ウェルネス。

「西新ゴルフセンター」。ゴルフ用品を販売する「ゴルフパートナー」や24時間使える無人練習場「インドアゴルフ24」も併設されていて便利

ゴルフ練習場「西新ゴルフセンター」(福岡市早良区城西)やバッティングセンター&ゴルフの「ウエスポ」、中古ゴルフクラブなどを扱う「ゴルフパートナー」のほか、日々の健康づくりをサポートするジム「エニタイムフィットネス」、自立支援型デイサービス「レッツ倶楽部」も運営している。

西新パレスドームの近くにある「エニタイムフィットネス西新店」

年末年始の宴会で飲みすぎ&食べすぎ、運動不足が気になる時期。体を動かしたくなったら、ぜひ近くの施設へ!

■西新パレスドーム
住所:福岡市早良区西新2-2-1

TEL : 092-841-2451

営業時間:10:00~22:00
定休日:12月31日、1月1日、1月2日
交通アクセス:西鉄バス西新駅(旧:西新パレス前)停留所より徒歩3分、地下鉄西新駅より徒歩3分
駐車場:あり

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