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西鉄電車&バスでの忘れ物・落とし物を
LINEでかんたんに検索できる!
スムーズに探せる新システム

西鉄電車&バスでの忘れ物・落とし物を LINEでかんたんに検索できる! スムーズに探せる新システム

西鉄電車やバスに乗ったときに、忘れ物や落とし物をしてしまった……! 誰にでも起こりうるそんなトラブルをスムーズに解決できる新システムが導入される。2025年1月9日からはLINEでの問い合わせもできるようになる予定だ。

落とし物の登録画像からAIが情報を収集することで、より正確で迅速な照合ができるようになる。忘れ物の照合までの時間が短縮され、返却率が向上し、従業員の検索業務の負担軽減も実現する。

西鉄電車とバス、ソラリアプラザやソラリアステージなど西鉄が運営する5つの商業施設が対象となるこのサービス。この記事では使い方をわかりやすく解説する。

目次

忘れ物検索がLINEでもスムーズに

西鉄電車やバスで忘れ物・落とし物をした場合、今までの問い合わせ方法は電話かメールの2つだった。問い合わせの際には、利用した日時や駅・バス停、行き先、バスの場合は行き先番号などに加え、忘れ物の詳細(品名と色や柄など)をオペレーターに伝える——。

しかし、タイミングによっては電話がつながるまで待ち時間が発生したり、通話だけでは忘れ物・落とし物を正確に特定するのが難しかったりと、仕組み上どうしようもない課題もいくつか残っていた。

そんな状況を改善できるのが、2025年1月9日から運用開始となるLINE検索サービス。使い方は超かんたん! 案内に沿って忘れ物・落とし物の特徴を入力するだけでOKだ。

例えば、西鉄電車での中で忘れ物をしてしまった場合、どのように忘れ物を探せばいいのか、試しにLINEを使って問い合わせをしてみると……

①専用のLINEアカウントを登録する

●専用アカウントのQRコードを読み込む

●アカウントを検索する

いずれかの方法で登録を。

②「落とし物情報を入力」をタップする

③画像を登録する

「画像を追加」を選択して画像を登録する。スマホの表裏、カバンの外側と内側など、画像は最大5点までアップロード可能だ。落とした物の写真が手元になくても、自分の持ち物と同じであれば、ネットで検索した画像でもOK!
また、画像がない場合は画面↓の「画像を追加せず次へ」をタップして進む。

④ 落としたものの品名や特徴について入力する

よくあるものは最初の画面で出てくるのでタップすればOK。それ以外の品目は、画面下の「その他」から入力を。
例えば「傘」なら、種類やサイズ、色、デザイン、カバーの有無、持ち手の形などの項目があり、画像を登録すればこれらが自動で入力される。

⑤なくした日や時刻、場所、氏名、電話番号などを入力する

ここまで入力すれば登録完了!

問い合せIDは念のためメモを

問い合わせの受付後には上記の画面が出てくるので、念のため【ID】をメモ(もしくはスクリーンショット)しておくと安心。LINEでもメッセージが届くようになっているので確認を。

画像の登録がない場合など詳細の確認が必要な場合は、選択式の画像が届き、LINEの画面上で照合を進めていく。

選択式画像の一例。項目ごとに内容をタップまたは入力していく

その後、照合ができた場合は以下のようなメッセージが届く。

■忘れ物が見つかった場合

画像を登録しておけば照合がしやすいので、やりとりがかなりスムーズに!
うまく照合できれば、あとは保管場所まで取りに行くだけだ。

忘れ物が回収されるのは、電車が終着駅に着いてからが多い。また、バスの場合は車両が属する営業所で保管されるので、保管場所を確認してから取りに行こう。

ちなみに、電車の場合もバスの場合も、管理する駅や営業所に到着すると係員がすぐに忘れ物を登録。従来は担当者が遺失物の情報をパソコンで手入力する流れだったが、今後は写真を撮るだけで簡単に詳細な情報まで登録できるように。結果、これまで以上に手早く遺失物の情報が登録され、照合までの時間が短縮されそうだ。

バスも電車も日にちが経過すると他の駅や警察署へ移されるので、早く発見できるほど受け取りに行く負担も軽くなる。

つまり、新サービスの導入で

  • 忘れ物の情報登録がスムーズになり、受け取りまでがスピーディになる

  • 問い合わせの際、メールや電話がつながりにくい、返事が遅いなどのストレスがなくなる

というわけだ。
もちろん、引き続き電話やメールで問い合わせをしても大丈夫。

新システム導入でどう変わる? メリットは?

西鉄バスや電車では、年間約18万件ほどの忘れ物の取り扱いがあり、お問い合わせは年間約6万件!ものすごい数だ!

問い合わせの8割以上は【電話】。ただ、電話の場合は受付時間が限られており、時間帯によっては回線が混みあうことも。さらに、従来は手入力だったため、作業者により登録する内容やキーワードの数に誤差があり、スムーズに検索・照合できないこともあった。

管理側では、2024年12月1日から順次、新システムに切り替え。拾得物の画像登録が可能となる。AIを使えば入力時の人的誤差が解消され、より高確率でマッチングできるようになる見込みだ。

さらに2025年1月9日からは、LINEでの問い合わせができるように。ユーザー側がスムーズに問い合わせることができるようになり、また、AIを活用した画像検索で高精度な検索が可能になるため、照合率アップが期待できる。

【新システムのメリットまとめ】

●移動時間や時間帯を気にせずに手軽に問い合わせできる!
LINEでは、いつでも問い合わせが可能に。返答がある営業時間は全日9時~20時(それ以外の時間は自動応答による受付)。営業時間内の問い合わせについては、順次回答される。
移動時間や夜間・早朝など時間帯を気にせずに手軽に問い合わせでき、返信のタイミングも自分の時間に合わせてでOK。待ち時間のストレスが少なくなる。

●画像登録でより正確に照合。受け取りがスムーズに
新システム導入後は画像登録が可能に。拾得物の特徴は自動的にテキスト化され、データベースに加えられるので、照合の精度が上がり、自分の持ち物が手元に帰ってくる確率が高くなる。

これだけ便利な新システムが、西鉄電車&バス、5つの商業施設(ソラリアプラザ、ソラリアステージ、レイリア大橋、レイリア久留米、チャチャタウン小倉)で使えるようになるのだ。

もちろん、忘れ物・落とし物をしないのに越したことはありませんが、万一困った場合はぜひLINE(@nishitetsu_find)を登録してお問い合わせください!(2025年1月9日から運用開始予定

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