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2025年3月28日(金)、福岡空港の国際線ターミナルが大規模にリニューアルされた。増築された新しい施設にはどんなスポットが誕生したのか?
リニューアルの概要と注目ポイントをレポートする。
今回のリニューアルの目玉のひとつは出発免税店エリアだ。従来の約4倍となる約6,000㎡の広さに増床。コスメ・ファッションなど国内空港免税店初となるブランドを含む45ブランドが加わった。
ウォークスルー型の免税店の入り口には、ジャパンブランドに特化した「ブランドブティック」が登場。ブランドの世界観もしっかりと楽しめるのが魅力だ。
免税店エリアの中心部となる「YAGURA」エリアには、祭りの山車をイメージしたやぐらを設置。福岡・八女の伝統工芸である「八女提灯」のほか、福岡の地名を入れた酒樽や飛行機のモチーフも取り入れた博多織風の展示など、福岡らしいにぎやかさを演出する。
「YAGURA」では、福岡・九州の魅力を発見してもらう、より知ってもらう機会の提供として、福岡・九州の酒蔵でつくられたお酒の試飲を実施。この場にしかない新しい体験が待っている。
「YAGURA」エリアに面した「LIQUOR」コーナーでは、選びやすく買いやすい売場構成を目指し、欲しい商品がすぐに見つかる店づくりが特徴。世界の洋酒をはじめ、外国での評価も高いジャパニーズウイスキーや日本酒、焼酎を豊富に取り扱う。福岡や九州ならではの銘柄も見つかりそう!
「FASHION」および「COSMETICS&FRAGRANCES」コーナーでは、国内空港免税店初のブランドとして展開した7ブランドには特に注目を!
「AESOP」(コスメ)、「OSAJI」(コスメ)、「BALL & CHAIN」(ファッション)、「LACOSTE」(ファッション)、「MAISON KITSUNÉ」(ファッション)、「MARIA BLACK」(ファッション)、「聖林堂」(ファッション)と人気店が並ぶ。
「FASHION」コーナーでは、アパレル、時計、アクセサリー、サングラス、靴・バッグなどの定番品をはじめ、日本発の藍染め・手作りの衣類やエコバッグなど、ユニークなブランドまで幅広く取りそろえる。
また、「COSMETICS&FRAGRANCES」コーナーでは高級スキンケア、メイクアップをはじめ、人気が急上昇しているフレグランス、ライフスタイルコスメまで、多数のブランドを幅広く展開。各ブランドの売場もゆったりとした面積を確保し、搭乗までのひと時を快適な買い物ができる空間として整備されている。ゆっくり見ていると2、3時間はすぐに過ぎてしまいそうだ。
「福岡・九州の食文化を味わうゾーン」をコンセプトに作られた「HAKATA FOOD
HALL」が新たに登場。地元の人気店を中心に8店舗が出店し、約300席のゆったりとした空間で食事が楽しめるようになった。
人気居酒屋「二〇加屋 長介」系列のうどん専門店。福岡・糸島産の小麦粉を100%使った自家製麺は店内で製麺。コシと引きのある麺と風味ゆたかな黄金色のだしが絶妙にマッチする。
極上和牛を使った「特上和牛甲斐スペシャル」(1,780円)や「特上和牛肉ゴボ天うどん」(1,980円)もぜひ試してみて。「森伊蔵」や「魔王」など入手困難なお酒もラインナップ。オープン後には、丼物や変わり種うどんも登場予定!
<おすすめメニュー>
福岡空港の運営にも携わる西鉄グループの西鉄ストアが展開するカフェ。国産牛を使用したハンバーグとハンバーガーが看板メニュー。ハンバーガー4種類のほか、「牛ステーキ串~刻みわさび付き~」(1,800円)などのサイドメニューも用意。フードコート内では唯一のカフェ業態で、ソフトドリンクなどカフェメニューが充実。ファミリーでも利用しやすい。
<おすすめメニュー>
博多名物の「とりかわ(鶏の皮焼き)」の有名店。ここではとりかわに加えて九州・宮崎産のうなぎがリーズナブルに味わえる。福岡の日本酒4種類を試せる「日本酒飲み比べ」(1,320円)など、お酒のメニューも充実。朝7時に開店で、うなぎおにぎり2個と味噌汁が付いたお得な「おに鰻セット」(1,120円)が朝食にGOOD!
<おすすめメニュー>
福岡・長浜市場の鮮魚を中心に使った海鮮丼を提供する。お刺身だけではなく、ネギトロや細かく切った鮮魚、焼き明太子や高菜などとの味の調和を楽しむオリジナルの海鮮丼を5種類用意。特製和風だし付きで最後はお茶漬け風にも。ほか、「炙り明太ポテサラ」や「塩サバ」、「鶏の唐揚げ」などのおつまみはオール500円で約10種類をラインナップする。
<おすすめメニュー>
「博多名物・天ぷらと焼餃子をお腹一杯味わう」がコンセプト。屋台をイメージした店内で、揚げたての天ぷらをカジュアルに楽しめる。天丼各種、天ぷら定食各種、肉汁餃子がメインで、天ぷらは1品から注文可能。ジャパニーズウイスキー「山﨑」や「響」など国産のアルコール類も多数用意する。
<おすすめメニュー>
1978年に創業、博多駅・天神駅に15店舗を展開するもつ鍋の元祖。和牛を中心に大将が選び抜いた6種類のもつ、野菜は九州産地にこだわり、女将秘伝の醤油スープで煮込む、山盛りのニラが象徴的な伝統の博多もつ鍋を守り続けている。(1人前から注文が可能)
また、もつ一筋のもつ鍋店がつくった、気軽に『もつ』を味わえる「もつたこ焼」「もつ鍋王カレー」や、空港店限定の「もつちゃんぽん」も見どころ。
<おすすめメニュー>
地元福岡はもちろん、アジア圏でも多くのファンを持つとんかつ専門店。厳選の国産豚を独自の熟成方法でうまみを引き出し、こだわりのパン粉と油で絶妙に調理。定番のとんかつセットのほか、厚切りで大迫力の「かつ丼」やキーマカレーを使った個性派「カツカレー」など、福岡空港国際線限定メニューにぜひトライしたい。
<おすすめメニュー>
元祖泡系豚⾻ラーメン「博多⼀幸舎」がプロデュースする博多ラーメンの代表店。看板商品の「博多豚⾻ラーメン」は、豚⾻のパンチとほんのり感じる⽢みが特徴。特製⼤判チャーシュー、シャキシャキの⻘ネギ、特注の細麺が一杯になった博多らしい味わいだ。特製の”旨辛味”をブレンドした程よい辛さがクセになる「旨辛豚骨ラーメン」と特製のマー油(焦がしにんにく油)をブレンドした「黒ラーメン」も用意する。
<おすすめメニュー>
動線改善と施設の拡充のため、免税店エリアや飲食ゾーン以外でもさまざまなリニューアルが進められてきた。空港までのアクセスや保安検査場など、移動に関わる多くのポイントがアップデートされたのは利用者にとっては大きなメリットだ。
2023年には、国際線立体駐車場がオープンし、収容能力が向上。休日や繁忙期でもスムーズに利用できるようになった。
2024年には、出発ロビーに14台の自動手荷物預け機を導入。2025年3月には保安検査場の面積が5倍になり、レーン数が増加。スマートレーン(7台)も導入され、検査処理能力は従来の約2倍に! 動線が整理され、出発や到着の手続きがより快適になった。
さらに、2024年12月にはバスターミナル機能を備えた1階「アクセスホール」が完成。カフェや飲食店、コンビニ、Wi-Fiレンタル、宅配などのサービスが1フロアに集まった。
また、同時期に国内線と国際線のターミナルを移動する際に活躍する連絡バスの専用道(国際線側)が開通。移動時間が約15分から約10分に短縮された。今後、2027年には約5分にまで短縮される予定だ。
そして2025年3月28日、保安検査場・出入国検査場を拡張移転し、免税店・フードコートも合わせてグランドオープン。同年12月には、商業テナントなどの拡充が実施される予定だ。
また、今回のリニューアルで、「お祭り・にぎやか」をコンセプトとした「ROYALキャフェテリア MIYABI」が保安検査場通過前エリアに開店。出発前やお見送りの際に食事や軽食が楽しめる。
ちなみに、ロイヤル名物のスイートポテトを使った「シュガーバターサンドの木 ロイヤルのスイートポテト風」が購入できるのは、福岡空港国際線ではここだけ!
<おすすめメニュー>
リニューアルで、利便性が大幅に向上した福岡空港国際線ターミナル。旅行の前後の福岡空港での滞在時間が、さらに楽しくなること間違いなし!
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