最初にご紹介したいのは、1932年創業のファイリングカンパニー・セキセイさんの商品です。

ファイルやアルバムをメインにオフィス用の文具を扱っています。その老舗から、今年3月末に発売された商品がこの「SEPAL（セパル）マグラック」です。

しかも、ただのファイルじゃないんです。裏側に強力なマグネットが付いていて、冷蔵庫やキャビネット、金属製のドアに貼れるようになっています。

A4・B5用紙が100枚入ります。

サイズはA4、形状は縦・横の2種類です。カラーはホワイトとシルバーの2色展開で、生活の中に溶け込むシンプルなデザインが特徴ですね。さらに、ポケットの表面はホワイトボードとして使える優れもの！

シートとシールが付いていて仕分けができるのもポイントです。例えば、お子さんが2人いるご家庭なら、それぞれでポケットを分けておけば書類がバラバラにならず、きれいに整理できます。

そうなんですよ。

ホワイトボード用のマーカーもついてるの？

それが、マーカーは別売りなんだよね。インキューブでお買い求めください（笑）。

1,210円（税込）です。

国内有数の文房具メーカー・三菱鉛筆（uni）のロングセラー・シリーズ「JETSTREAM（ジェットストリーム）」のアイテムをご紹介します。

今日はお持ちできなかったのですが、「ベリーピンク」も含めて全8色のカラーバリエーションがあります。このほか、0.5mmは「マスタード」と「フォレストブルー」、0.7mmは「チャコールグレー」も数量限定で販売されていますよ。

はい。3色ボールペンなのですが、実は他とは違うポイントがあるんです。どこかわかりますか？

その通りです。実はこれ、迷わず黒が使える3色ボールペンなんです。後端のノックで黒が出るので、急いで書くときや頻繁に色を変えるときでも、よく使う黒を直感的に繰り出すことができます。

黒のみ後端ノックで切り替える構造は、多色ボールペンでは初めてなんです。グリップ部分がやや細身で、握りやすいのも好評です。

インクにも注目ですよ。リフィルチューブを薄くして、通常品に比べてインクの量を約70%増量した「長持ちリフィル」を搭載しています。プラスチック使用量も通常品比で約30%減量。地球環境にやさしく、SDGsにつながります。

へぇ～、こんなリフィルあったんだ。

通常の替芯は1本88円、「長持ちリフィル」は143円。お得だと思います。

いつもは通常の替芯5本入りセットを買って使ってたんだけど、「長持ちリフィル」もセット売りはある？

もちろん。セットだともっとお得だよ。

実は、「JETSTREAM」などに採用されているuniの「超・低摩擦ジェットストリームインク替え芯」は、インキューブの売上数ランキングでほぼ1位をキープしている売れ筋商品なんです。先月（2022年7月）は替え芯だけで1,500本以上売れてますね。

一度で大量に購入されるお客さまもいらっしゃるので、売り切れないよう在庫数はつねに100～200ほど保持しています。

3色ボールペンと言えば、昨年末に「ぺんてる」から発売された「Calme（カルム）」もおもしろい設計ですよ。体験していただくのがいちばんだと思うので、ちょっと試し書きしてみてください。

いかがですか？

ノックの音が静かなのは、静音設計でできているからなんです。ボールペンの「カチカチ」という音ってけっこう目立つので、自分で使っていても人が使っていても気になりますよね。

この「Calme（カルム）」は、ノック時の操作音を従来品と比べて66％低減（※）していて、ノック作動時に手に感じる衝撃も和らげています。（※メーカー比、音圧パスカルでの比較）

そうなんです。長時間使う方や、短時間で頻繁に色を切り替えて使う方には特におすすめです。講演会や試験、打ち合わせ、取材など活躍するシーンはいろいろあると思いますよ。

3色ボールペンの軸色はブラック、カーキ、グレーの3色、ボール径は0.5mmと0.7mmがあります。北欧雑貨のネットショップ「北欧、暮らしの道具店」とコラボレーションしたデザインなので、普段の持ち物に馴染みやすい色・デザインなのも良いですよね。単色ボールペンも販売しています。

最後にご紹介するのは、先生たちの現場の声から生まれた「魔法のザラザラ下じき」です。

下じきの表面には、特殊印刷技術で細かいドットが施されています。このザラザラした加工により、紙と鉛筆の間の摩擦が手指に伝わることで、鉛筆を思った通りに動かす「運筆力」を育てることができるんです。

これもぜひ試してみてください。実際に書いてみると違いがわかると思います。

幼稚園から小学校低学年くらいまでのお子さんに使ってほしい商品です。「うまく力が入らない」「筆圧が弱い」といった悩みが解決できるかもしれません。また、反対面はツルツルなので計算など速く文字を書くシーン向けです。

今年の7月に開催された日本最大の文具・紙製品の商談展 「 ISOT（イソット）」で「日本文具大賞 機能部門グランプリ」を受賞したばかりです。

サイズはA4、B5の2種類があるので用途に応じて選んでください。

ステーショナリー・バラエティ雑貨を取り扱う4階でステーショナリーを担当しています。文具の中でも特に筆記具、事務小物、ノートやファイルといったアイテムを扱っています。

学生時代に友達といっしょにアルバイトで入り、当時は売り場でレジをメインに担当していました。卒業後、社員になってからは熊本の店舗で働いていた時期もありました。

実はコスメが大好きで、ステーショナリー愛は働くようになってからです。インキューブには中学生や高校生の頃からよく通っていたので、どんなお店なのかは昔からよく知っていました。

4階ではプレゼントの相談を受けることがよくあります。ご自身のお孫さんや友人のお子さんなど、ケースバイケースですね。その他、「ご当地グッズはありますか？」というお問い合わせもよく受けます。

そうですね。帰省のタイミングでインキューブにお立ち寄りいただき、同僚や友人に渡す方も多いみたいですよ。

お店に来られて売り場を見ている間に、お客さまの意図をつかむことを意識しています。何か探しているものがあるのか、それとも商品を試してみたいのか。お客さまの視線や動きをよく観察します。

あとは、やはり店舗に足を運んでいただくので、わかりやすい売り場づくりについて日々考えています。私自身、ディスプレイをつくるのが好きなので、ターゲットを決めてコンセプトを立て、体験してもらえることを重視しています。

以前、ドイツの文具メーカー・ステッドラーの売り場をつくった時の話です。ステッドラーはステーショナリー好きな大人にとっては有名なメーカーですが、日本の子どもたちにはまだそれほど馴染みのないブランドです。

そこで、知らない人や触れたことのない人にも商品を手にとってもらえるように、いちばん売りたかったマーカーを中央に配置して、試し書きできる場所を3カ所設けることにしました。1カ所だけだと行列ができたり使えない方が出てきたりしますが、たくさんの人にその場で試してほしかったんです。

売り場は3階から4階のエスカアップ（エスカレーターを登った正面）だったので、目に入りやすいようにステッドラーのロゴマークとドイツの国旗を大きく掲示しました。

思惑どおりたくさんの方に商品を試していただけて、売上アップにつながりました。さらに、ステッドラーのディスプレイコンテストでも最優秀賞をいただきました。

秋冬だと、4階では手帳やカレンダーが動く時期。夏は子ども向けの工作系アイテム、年末年始はクリスマスカードや年賀状、手紙を書く機会が増えるので、レター関連の商品がよく動きます。最近は若い世代にボトルインクとガラスペンが人気で、万年筆など高価格帯の商品でも購入される人が増えたように感じます。

通常、仕入れは本部で一括するお店が多いのですが、インキューブは店舗ごとに商品を仕入れます。

アルバイトスタッフはレジがメインですが、係が決まっているわけではなく、みんながいろんな業務を担当しています。決まっているのは担当するフロアと、そのなかのジャンルだけなんですよ。

大変ですが、やりがいはありますよ。自分たちで選んだ商品なので愛着が湧くし、どう売ったらいいのか考えるのも楽しみです。

たくさんの商品に支えられている売り場なので、新商品のチェックや売れ筋商品の仕入れのため、各メーカーとのコミュニケーションや情報収集は欠かせません。週に1、2回顔を合わせる担当者さんもいるほどです。

そうですね。創業時から変わらない、インキューブ独自の方針です。なので、立地や店長によって売り場の雰囲気はガラリと変わりますね。場所によってお客さまの層が異なるので、店舗独自で仕入れをしたほうがターゲットに合わせた商品選びができる、というのもあります。

例えば、佐世保の店舗は外国人のお客さまが多いので売れるフレグランス商品が他の店舗と全然違うとか、車を利用する方が多い郊外店ではカー用品がよく売れるとか、ちょっとずつ違っています。

好きなディスプレイづくりをさらに磨き上げて、お客さまの意見を取り入れながらいつも新鮮で楽しんでもらえる売り場づくりを続けたいと思います。「インキューブになら探している物があるかな」と足を運んでくださる地元のみなさんの期待に応えられるよう、スタッフ全員でお待ちしています。