© Nishi-Nippon Railroad Co., Ltd. All Right Reserved.
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西鉄福岡（天神）駅のコンコースにある「西鉄縁線駅みやげ」は、西鉄沿線の地域やそのエリアに縁のある名品をセレクトしたアンテナショップ。日ごろからショップを利用するエヌカケル編集部が厳選したイチオシ商品のほか、沿線の魅力を知り尽くすバイヤーおすすめの商品をご紹介！
西鉄電車・バスの沿線地域の魅力的な店舗や商品を発掘し、発信するアンテナショップ。西鉄福岡（天神）駅の乗り場と同じ2階コンコースに店舗があり、9時30分から20時30分まで営業。通勤や移動の合間に立ち寄りやすく、お土産やプレゼントを買うだけでなく普段使いする常連客も多い。
もとは「沿線」の字で営業していたが、2016年6月のリニューアルオープンで「沿線」から「縁線」と表記を一新。沿線地域という地理的な条件だけに限らず、「沿線に関わる地域や生産者との『縁』をつなぎ、お店や生産者を応援したい」という想いが込められている。
ショップで販売されている商品は約300種類。今回はこれらのアイテムの中から、エヌカケル編集部が実際に購入して使ってみたり、贈り物として利用したりして「良かった！」と感じた商品をピックアップ。プレゼントの場合は相手の感想もふまえて吟味したうえで、お土産や普段使いにぴったりの逸品をご紹介！
ちょっとした差し入れにぴったりなのが、西鉄天神大牟田線・白木原駅近くに本店を構える豆香洞コーヒー「ドリップバッグセット」(5個入り918円)。甘いものが苦手な方にも渡しやすいので、男性や糖質制限中の方、年配の方への贈り物に重宝する。
パッケージのかわいい絵柄もポイント。梱包がシンプルなので持ち運びやすく、かさばらないのもいい。ドリップバックなのに香りと味わいが格別で、食通の相手に渡した時もかなり好評だった。甘党には、隣に並んでいる「珈琲羊羹」(1,080円)もぜひセットで。
1877(明治10)年創業の「ゑびす醤油」（350円）は、西鉄二日市駅の沿線に本店を構える老舗。「九州の甘い醤油が好き」という県外の知り合いや、地元の味が恋しくなった人へのお土産はこれで決まり！
特徴は、ユニークな形をしたデザインボトル。100mlとコンパクトなサイズで渡しやすいのがポイント。価格が良心的で、日持ちするのも◎。
西鉄グランドホテルの通販サイトで堂々の売り上げトップを誇るのがこの「ホタテ醤」。朝食メニューが圧倒的な人気の「ソラリア西鉄ホテル札幌」との連携で生まれた商品で、ホタテや鮭、昆布など魚介系のうま味がぎゅっと詰まっている。
中身はXO醤系の“食べる調味料”で、ご飯にかけたり料理にトッピングしたりとそのまま使えるのが便利。もちろん、料理のかくし味として使うのもいい。80g・650円とリーズナブルで、格式高い西鉄グランドホテルの味が体験できるとは！
「ザ レールキッチン チクゴ」の車内で提供されているスパークリングワイン。筑後地域の水郷・柳川で栽培されたいちご「あまおう」をていねいに手摘みし、耳納連山北麓の久留米で半世紀の歴史を刻むワイナリーで醸した一品だ。
ルビーのような色合いと「あまおう」の甘美な香りに包まれて、ラグジュアリーな気分に。それもそのはず、フルボトル１本あたり約50粒もの「あまおう」が使われているのだとか！
フルボトルとハーフボトルがあり、ちょっとした手土産として気軽に購入できる。お祝いや女性用の贈り物にも喜ばれること間違いなし。750ml(フルボトル) 3,124円、375ml(ハーフボトル) 1,848円。
有明産の海苔は、国内でも品質が高いことで知られる九州自慢の名品。福岡県みやま市にある江の浦海苔本舗の「手ちぎり海苔の浅炊き」は、手でていねいにちぎった海苔を、醤油やみりん、砂糖で煮込んで作られたご飯のお供。小さいお子さんがいる家族に送ると必ず喜ばれる。
「当たり付」はショップ限定で、ちょっとしたワクワク感も。エコでかわいい包装紙を開けば紙いっぱいにイラストが広がり、のりの作り方や生産者の想いがこまやかに描かれている。100g・432円は、絶対にお買い得！
せっかくならショップ側のおすすめ商品も聞いてみたい！ ということで、株式会社西鉄ステーションサービスリテール事業部販売企画課の大久保純さんにインタビュー。
大久保さんは、店頭で取り扱う商品をセレクトする「バイヤー」の役割を果たしている。
私たちの役割は、西鉄沿線の知られざる名品を発掘し、お客さまにお伝えすることです。自治体職員や地元のメーカー、生産者などさまざまな関係者とコミュニケーションを取りながら、私たちも自信をもっておすすめできる商品だけをお店で販売しています。
日ごろからリサーチは欠かせません。商品ラインナップは定期的に入れ替えながら、いつ来新しい商品と出会えるよう工夫しています。
そんな目利きのプロが惚れ込んだ、おすすめのアイテムとは？
西鉄貝塚線・西鉄バスの沿線にある福岡市東区松島の「ポテトハウス」。ここの「元祖厚切りポテトチップス」（400円・100g）は、国産のジャガイモを100％使用。店舗では「しお味」「コンソメ味」「博多明太子味」「奇跡のスパイス味」の4つのフレーバーを販売しています。
このポテトチップス、実は普段駅を利用する地元の方々にダントツ人気の商品で、売上数は圧倒的にナンバーワン。お仕事帰りに買って帰っている方をよく見かけます。この厚切りのポテトチップスにビールなんて最高ですよね！ 家族への手土産にも喜ばれます。
2023年6月からレジ横のショーケースで販売を始めたデリ商品。福岡市中央区大名のイタリアン「イル・コルティーレ」の3種類の「極上ラザニア」が並んでいます。
ベシャメルソースにたっぷりチーズの「黒毛和牛ラグー×季節野菜」(1,100円)や「オマール海老と魚介×濃厚トマトクリーム」(1,350円)も好きなのですが、なかでも私のおすすめは「生ハム×マルゲリータ」(1,100円)。さわやかなジェノベーゼソースに野菜がたっぷりで、すっきりした味わいが最高です！
うきは市吉井町にある老舗・重岡豆腐本舗の「おからかりんとう（ごま）」（540円・120g）は、最近出会ったお気に入りの商品です。水の都うきはで作るお豆腐ですから、おいしさは間違いありません。地元産の大豆で作るお豆腐から生まれた「おから」は濃厚な風味で、この味わいがクセになるんです。素朴で、香ばしくて、手が止まらなくなって……(笑) 。
一般的には「おから＝ヘルシー＝女性」というイメージが強いと思いますが、この「おからかりんとう」は焼酎好きのお父さんたちにもぜひ味わっていただきたいですね。「しょうが」も香りが良くオツな味ですよ。
まだまだ知られざる名品が多い西鉄電車・バスの沿線地域。「西鉄縁線駅みやげ」では、地域の魅力の発掘と発信に今後いっそう注力していく予定だ。
店頭手前にある企画棚では、期間限定の特設コーナーを設けることも。自治体との連携やメーカー・生産者とのコラボで、地域の「旬」を発信している。
ぜひお店に立ち寄って、西鉄沿線の魅力ある商品を見つけてみてください！
