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「移動の始まりが、おもてなしの始まり」——そんな哲学を体現した、12席限定の最高級観光バス、西鉄の「グランデイズ(GRANDAYS)」。ドイツ直輸入の本革シートに国産木材を使った温かみのある内装。大きな車窓に映る四季折々の情景。一般的な観光バスとは一線を画すその空間は、目的地へ向かう「移動時間」そのものを、忘れられない旅の一部へと変える。
今回は、西鉄のバス事業に携わる若手社員4人がグランデイズに実際に乗り、その魅力を余すところなくレポートする!

「グランデイズ(GRANDAYS)」は、2019年10月に西鉄グループが運行を開始した12席限定の最高級観光バスだ。名称は「壮大な」「豪華な」「気品のある」といった意味を持つ英語(GRAND)に、「日々」(DAYS)を組み合わせた造語。「最高の日々」を旅人に届けたいという思いが込められている。
コンセプトは「One-Seat HOTEL」。一つのシートにホテル並みの快適機能を凝縮し、非日常感のある空間を実現した。車体はシャンパンゴールドを基調とした上品な外観で、一目で「普通のバスではない」とわかる存在感を放つ。
通常の観光バスが11~12列、40名以上の定員なのに対し、グランデイズは2席×6列のゆったりレイアウトで定員はわずか12名(+添乗員1名)。これまで実施されたツアーは1泊2日で10万円超という高額にも関わらず、設定日のほぼすべてが満席となりツアーが催行されてきた。
かつて夜行高速バスとして運行されていた車両を、約6,000万円を投じて改造した。

「グランデイズ」はまず内装がすごい。客席には、ドイツから直輸入した高級本革を使用。価格はなんと、1脚90万円以上!各シェルには収納棚、テーブル、充電ポート、スリッパなどが備わり、もちろん無料Wi-Fiも完備。長時間の移動でも快適に過ごせる仕様となっている。




床材はカーペット仕上げで、車内に足を踏み入れた瞬間から「特別な空間」だと感じられる。内装には福岡の大川家具を採用し、国産素材のぬくもりと風合いが漂っている。

最大の特徴は、大きくカットされた窓だ。1列2席の配置により通路側の席でも窓に近いので、さえぎるものなく左右の景色を楽しめる。このリアルなパノラマ感は、若手社員の試乗コメントにて!
予約が入れば日本全国を走る最高級観光バスということもあり、西鉄の社内でも乗ったことがある社員は一部のみという「グランデイズ」。今回は、西鉄で観光バスや高速バスの事業に携わる4人の若手社員を招集。実際に試乗してもらい、若者の視点から「グランデイズ」の魅力を掘り下げていく。
参加したのは、自動車事業本部の空閑水輝さん、諏訪佑香さん、尾川心月さん、昨年まで営業企画を担当していた関美織さん(現在は広報·CS推進部所属)。今回は福岡市中央区那の津にある福岡観光営業所から、都市高速、海の中道大橋を通って東区の志賀島方面へ。片道約40分のドライブがスタート!



外装も内装も、まず見た目がバスっぽくないですよね。中に入るとふかふかのカーペット仕上げで、サロンみたいな空間だと思いました。

実際に見てみると、思った以上に窓が大きくて視界が広いですね。

そして、シートの座り心地!すっぽり包まれる感覚です。

1人あたりのスペースがしっかり確保されているので、大柄な男性でもゆったり座れると思います。後ろを気にせずにシートを倒せるのもありがたい。


収納式のサイドテーブルが便利ですね!後でサンドイッチを食べましょう。

出発して感じるのは、大きな車窓に映るダイナミックな景色。

日ごろ路線バスで見ているのと同じ景色のはずなのに、全然印象が違います。ものすごくダイナミック!

車高も高く、開放感がありますよね。


2人で話していて、会話がしやすいことに気付きました。通常のバスだと隣の席との距離が近いから、顔を見ると近すぎるなんてこともありますが、グランデイズは席と席の間に適度な距離があるので話しやすいですね。

確かにそうですね。会話も景色も楽しめるし、飲食OKだから食事やドリンクも自由。この広さならタブレットやパソコンも余裕で使えるし、できることがたくさんあることが実感できました。



志賀島大橋は左右に海岸が広がる格好のドライブコース。

一段高い視点で景色を楽しめて清々しい気分です。

窓が大きくてきれいなので写真も撮りやすいですね!


まもなく一行は「金印公園」に到着。階段を上り、博多湾を眺めながらリフレッシュ。いつもとはまったく違う移動体験で、すっかりリラックスできた様子だった。


休憩後、再びグランデイズに戻って出発した那の津の福岡観光営業所へ。休みたい時は読書灯の明るさを絞ったりブラインドで遮光したり、快適で落ち着いた空間をつくるのも簡単だ。

無事に到着後、解散!
実際に乗車すると、さらにその魅力を深く理解できる「グランデイズ」。企画や運営に従事する自動車事業本部観光高速事業課の栗山ゆきさんに、開発の背景や目的、実際の利用シーンなどについて聞いた。
開発の背景と狙いを教えてください。

背景にあるのは観光バス業界の競争激化と、旅行者のニーズの変化です。旅に「感動」「発見」「非日常」といった心に残る体験を求める人が増えるなか、私たちが大切にしようと考えたのは「移動の始まりが、おもてなしの始まり」という価値です。「上質な移動体験」そのものを商品にするという新しいアプローチをしたいと考えました。
ターゲットは?

想定したのは、「価値の高いものに相応の対価を惜しまない方」です。アクティブシニア層や親子、さらには国内外の富裕層まで、幅広くターゲットを定めました。
コンセプトづくりで重視したことは?

「本物志向·希少価値の高いコンテンツを、もうワンランク上の上質かつ特別なおもてなしで体験していただき、驚きと感動を与える」という姿勢を明確に示しました。単なる移動手段ではなく、旅のすべてのシーンでお客さまに感動を届け、安さではなく「特別さ」で選ばれるバスを目指そうと考えました。
どんなふうに利用されていますか?

これまでは、全国の旅行会社が企画する団体ツアーでの活用が中心でした。今後は原点に戻り西鉄グループの強みを生かした自社企画ツアーの拡充も見据えています。
どんな点がお客さまに好評ですか?

特に評価される点は、ゆったりしたシートの座り心地と、景色をさえぎらない大きな窓の2点です。「特別な体験をする移動空間」であるということそのものが、高く評価されています。コロナ禍以降、「家族で過ごす時間」や「大切な人とゆっくり旅をする価値」が改めて見直されたことも、グランデイズの魅力が再評価されるきっかけとなっていると感じます。
担当者から見たグランデイズの魅力は?

ベテラン乗務員(運転士、バスガイド)のおもてなしも、グランデイズならではの付加価値です。担当乗務員は、日頃の仕事に対する姿勢が評価され、所長の推薦で選ばれています。熟練の乗務員ならではの上質なサービスと、12席という少人数ならではのきめ細やかな対応は、通常の大型とは一味違うグランデイズでしか体験できない特別感を生み出します。
若手社員の試乗でお世話になったのは、乗務員の佐間野禎輝(さまの・よしてる)さん。1993年入社、乗務歴33年の笑顔がすてきな方だった。(今回は試乗のためバスガイドさんは不在)

元々は路線バスの運転をしていましたが、1997年より観光バスをメインに乗務しています。観光バスはツアーの度に行程が変わることに加え、道路状況や天候は毎日異なりますので、何十年乗務していても日々勉強です。同じ道路でも、「轍を避けるため、今度はあと10センチだけ右を走ろう」とか、1日1日少しずつでも運転技術を向上させて快適な時間を提供したいと考えています。
また、より快適にお過ごしいただくために、清掃は特に念入りにおこなっています。窓が大きい分、内側も外側も大変なのですが、これがグランデイズの魅力ですから力が入りますね。そのほか、意識していることは「ちょっとした心遣い」でしょうか。お客さまが移動の時間をゆったりと楽しんでいただけるよう、安心安全の運転とおもてなしを心がけています。
「グランデイズ」試乗後、若手社員の4人に自身の体感をふまえておすすめの使い方を尋ねてみた。


路線バスや通常の観光バスとは一線を画す「グランデイズ」。日ごろ通勤や通学で路線バスに慣れている方にこそ体験してもらい、違いを体感していただきたいと感じました。

これまではシニア層など落ち着いた世代の利用が多かったと聞きましたが、20代の若い世代にも「グランデイズ」は魅力的に映るはずです。みんなで楽しく話しながら移動でき、乗り心地もよいので、遠距離の移動も苦にならないと思います。


少人数でも利用できるので、職場の慰労会や部署ごとの旅行など、貸切利用のいろんな選択肢があると思います。どう使うのか考えることも含めて旅を楽しめるのではないでしょうか。

記念日や節目の日など、親戚や三世代旅行で思い出づくりをするのにも向いていますよね。まさにホテルのようなプライベート空間なので、小さなお子さまがいても気兼ねなく過ごせるはずです。
12席という限られた空間に、ドイツ直輸入の本革シートや大川家具、パノラマビューが楽しめる大きな車窓があるグランデイズ。これらの最上級の設備に、高い運転技術を持つ乗務員とベテランのバスガイドによる上質なおもてなしが加わることで、単なる移動が特別な「体験」や旅の「目的」に変わっていく。
「目的地に着く」ことが旅の目的だった時代から、「移動そのものを楽しむ」ことに価値を見出す時代へ。その変化の最前線を走るのが西鉄の「グランデイズ」だ。

最近は、体験や思い出を大切にする方が増えています。旅行そのものも、「感動·発見·出会い·非日常」といった心に残る体験を重視するようになりました。地域の歴史や文化に触れる機会、普段はなかなか体験できない特別な場所への訪問、そこでしかできないという価値を、グランデイズを通して提供できればと思っています。通常のバス旅行とはまったく違ったプレミアムな体験をお約束します。
現状はツアー活用が中心だが、グランデイズはその空間の特性上、さまざまな「特別な時間」に対応できるポテンシャルを持つ。友人グループでの貸切旅行や家族の記念日旅行、三世代旅行はもちろん、企業の特別な送迎や旅そのものをイベントにする体験型コンテンツとの組み合わせも考えられそうだ。

ツアーや貸切利用に興味があれば、ぜひご相談ください。貸切は半日や1日などでもOK。自由な発想でグランデイズを活用していただけたらうれしく思います。
次の旅は「グランデイズ」で、目的地だけでなく、その道のりそのものを楽しんでみては?
ご予約やお問い合わせはこちらから。
■「グランデイズ(GRANDAYS)」ホームページ
https://www.grandays.jp/

※本記事の内容は取材当時のものです。最新の情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
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