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太宰府観光の1日モデルコース!
西鉄電車のお得きっぷ利用で
車なしで快適な開運旅

太宰府観光の1日モデルコース! 西鉄電車のお得きっぷ利用で 車なしで快適な開運旅

国内外から大勢の観光客が訪れる福岡県太宰府市。西鉄電車のお得なきっぷを購入すれば、特典付きで楽しい旅が楽しめる!
着物をレンタルして太宰府のまちをめぐる、おすすめの1日周遊ルートを紹介する。

車がなくても快適に楽しめる「開運旅」コースをめぐれば、良いスタートが切れるはず!

目次

西鉄のお得なきっぷ情報

西鉄が通年販売している企画乗車券「太宰府散策きっぷ」(大人1,060円)は

●西鉄電車往復乗車券【福岡(天神)駅⇔太宰府駅】
●梅ヶ枝餅引換券(梅ヶ枝餅2個)
●その他クーポン特典割引

がセットになったお得なきっぷ。
福岡(天神)駅で販売している。

福岡(天神)駅から約30分!太宰府おすすめ観光ルート

「まほろば号」にのって開運&食べ歩き1日周遊コース
9:00 「古賀新きもの館 太宰府駅前店」で着物に着替え
10:00 「太宰府天満宮」へ参拝
11:00 「まほろば号」で「宝満宮 竈門神社」へ
12:30 「ホテル カルティア 太宰府」のレストラン「ルアン」でランチ
14:30 「九州国立博物館」で文化に触れる
15:30 「九博庭園 足湯茶屋」でひと休み
※時間はコースの一例です

合間にひと息! 参道で食べ歩き
「太宰府参道 天山」の「あまおういちご大福最中」
■「小鳥居茶房」の生プリンアイス
■「インダスカレー太宰府店」の合格チュロス

「古賀新きもの館 太宰府駅前店」で着物をレンタル

まずは、着物のレンタルをしに「古賀新きもの館 太宰府駅前店」へ。西鉄太宰府駅から徒歩ですぐの場所にあるのでとても便利! 「太宰府散策きっぷ」購入時に渡される「太宰府クーポン」を提示すれば、1日きものレンタル100円割引きの特典が利用できる。

「古賀新きもの館 太宰府駅前店」内観

明治27年創業の福岡柳川の老舗で、太宰府駅前店は2021年にオープン。

夏は浴衣に加えて「絽」や「単衣」を選べる

利用したのは、観光着物をレンタルできる「プレミアムプラン」(7,700円)だ。きもの一式+半幅帯+草履+手提げ+足袋+着付け、おまかせヘアセットまで付いてこの値段ってすごい!

来店したら、好きな着物を選ぶだけでOK。スタッフさんが色や柄など全体のバランスを見ながら帯や帯揚げ、帯締めを合わせてくれる。プロに相談しながら着付けしてもらえるので、着物に慣れていなくても大丈夫だ。

ヘアセットの様子

借りたい着物がある方は、その場で写真を見せればイメージに近いものを提案してもらえる!
ヘアセットは、お店のカタログから好みのスタイルを選ぶ。

淡い色合いのレース生地が人気。外国人観光客には鮮やかな色や大きな柄が人気

帯や帯締めを選ぶのって、意外と難しい……。
悩んだら、スタッフさんに相談するのがおすすめ!

帯締めもこんなにたくさん!
レースの帯はオプションで追加(+500円)。その他小物は+500円~
最後にバッグを選んで完了!

着物選びと着付け、ヘアセットで約1時間。スタッフさんが親切でフレンドリーなのも安心できるポイント。着付けの時間も楽しく過ぎていった!

いつもは普段着で歩く太宰府も、着物で歩けば違った気分に。

■古賀新きもの館 太宰府駅前店
福岡県太宰府市宰府1-14-25プレジデント宰府1階
電話番号:092-925-1277
営業時間:9:00〜17:30 ※返却時間は17:00まで
休み:年末年始、お盆(インスタグラムにて情報更新)
※メイクアップはなし
※大きなバッグやキャリーケース、ベビーカーなどは1個550円で預けることができる。

天神さまのもとへ~「太宰府天満宮」を参拝

参道を歩き、太宰府天満宮へ。学問・文化・芸術の神さまである菅原道真公(天神さま)を御祭神として祀る天満宮の総本宮だ。「太宰府クーポン」を提示すれば、宝物殿&菅公歴史館に団体料金で入館できる。

道真公が大宰府の地で薨去(こうきょ)されてから1125年という節目にあたる「菅原道真公一千百二十五年 太宰府天満宮式年大祭」を2027(令和9)年に控え、現在「御本殿」は改修中。現代を代表する建築家・藤本壮介氏率いる藤本壮介建築設計事務所が設計した「仮殿」へ参拝することができる。

さらに奥へと進めば、九州最古のお稲荷さんとして親しまれている「天開稲荷社」がある。着物だと坂や階段を登りにくいので、参拝の際は足元に十分気を付けて!

■太宰府天満宮
福岡県太宰府市宰府4-7-1
電話:092-922-8225
参拝時間:6:30~19:00(春分の日~秋分の日前日は6:00~、6~8月は~19:30、12~3月は~18:30)
休み:なし

「まほろば号」に乗って「宝満宮竈門神社」へ

参道から西鉄太宰府駅方面へ戻り、通りを挟んで駅の西側にあるバス停へ。「まほろば号」(1回100円)に乗り、宝満宮竈門神社を目指す。便数が限られているので、事前に時刻表をチェックしておくとGOOD。

「内山(かまど神社)行」という行き先表示を確認して乗車! 約10分後、宝満宮竈門神社のふもとに到着する。

それから参道を歩いて御本殿へ。

御本殿・拝殿にたどり着くまでの参拝道は、山の緑に囲まれて静かで厳かな雰囲気。秋はイチョウやカエデなど約300本の木々が色づき、桜の花が開く春も美しい景色に。

御本殿

玉依姫命を主祭神にお祀りする宝満宮竈門神社は、縁結びや方除け、厄除けの神様として古くから信仰されている。

お札お守り授与所

太宰府のまちの景色が広がる「展望舞台」。風が吹き抜けて、清々しい気持ちに。

英国出身のプロダクトデザイナー、ジャスパー・モリソン氏のデザインによるスツールやベンチも設置されている
■宝満宮竈門神社
福岡県太宰府市内山883
電話番号:092-922-4106
営業時間:参拝自由、授与所8:30~18:00、祈願受付9:00~16:00
休み:なし

「ホテル カルティア 太宰府」のレストラン「ルアン」でランチ

「まほろば号」で参道に近い「宮前」まで戻り、太宰府天満宮のそばにある「ホテル
カルティア 太宰府」へ。江戸末期や明治期の歴史ある邸宅を改修したスモールラグジュアリーホテルだ。ランチやディナー、アフタヌーンティーでのレストラン利用は宿泊客以外も可能で、ホームページから簡単に予約できる。

ランチコースは、季節ごとにメニューを入れ替え。博多和牛や糸島豚、あまおう(イチゴ)、野菜など、筑後地方や県内、九州の食材で旬の一皿が完成する。

例えば、全4品のランチコース(3,800円、サービス代別)でもこんなに豪華なラインナップ!

【前菜】「博多一番どりのプレッセ 福岡県産茸のマリネ」。きのことバルサミコのソースで
【スープ】カプチーノ風に仕立てられた「福岡県産キクイモのポタージュ」。シンプルな素材のうまみが広がる

メイン料理は2品のうちから1品を選ぶ。

【メイン料理】「鮮魚ともものすけかぶ 生姜風味の白ワインソース」。甘くて柔らかなサラダカブ「もものすけ」は福岡・八女産。福岡産の鯛など白身魚とともに
【メイン料理】「糸島豚のロティ エピス風味」。スパイスを使ったソースが香ばしい糸島豚を包み込む
「八女ほうじ茶とチョコレートのムース 福岡県産苺」。旬の時期には人気の「あまおう」で(※時期により変更あり)

加えて、パンと食後の飲み物(コーヒーまたは紅茶)付き。
※写真のメニューは2024年12月から2025年2月まで

古き良き空気を残したままの空間で、時間を忘れてゆっくりと。昔ながらの和室は着物にもぴったりで、写真を撮るのも楽しい!
知る人ぞ知る隠れ家で、ちょっぴり贅沢な非日常ランチをぜひ。

■HOTEL CULTIA DAZAIFU(ホテル カルティア 太宰府)
福岡県太宰府市宰府3-3-33
電話番号:0120-210-289(VMG総合窓口、11:00〜20:00)
営業時間:ランチ11:30~15:00(L.O.14:00)、アフタヌーンティー15:00~17:00(2時間制)、ディナー17:30~22:00(L.O.20:00)
休み:不定休

「九州国立博物館」で九州やアジアの文化に触れる

4階「文化交流展示室」には、さまざまな文化財が時代ごとに展示されている。ここでは、一部の作品をのぞいて撮影OK!

大宰府ゆかりの鬼瓦

大宰府史跡をはじめ、九州北部の遺跡から出土した「大宰府式」の「鬼瓦」は、ユニークな表情がおもしろい!

太宰府市「観世音寺」の梵鐘

観世音寺で使われていた日本最古の梵鐘は国宝に指定されている。展示室では1分に1回、実際の鐘の音が鳴っているので耳を澄ませて聞いてみて!

「花鳥蒔絵螺鈿聖龕」

時代は進んで、重要文化財「花鳥蒔絵螺鈿聖龕」。16~17世紀に西欧に輸出された教会祭儀具のひとつで、その美しさに引き込まれるよう。

こちらは、17世紀前半から18世紀ごろまで肥前(現佐賀県)・有田で作られた伊万里焼の数々。多くはヨーロッパへ輸出され、希少な価値を持った。

時代順に展示室をまわるのもいいし、直感で好きな展示室から見るのも楽しそう。見ていると興味深い作品がたくさんあって、いくら時間があっても足りない!

楽器や民族衣装に触れながら無料で遊べる体験型の施設「あじっぱ」
九州産の杉の間伐材が使用されたエントランスホール
■九州国立博物館
福岡県太宰府市石坂4-7-2
電話番号:050-5542-8600(ハローダイヤル)
開館時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで)※特別展開催期間中の金曜・土曜は【夜間開館】9:30〜20:00(入館は19:30まで)*閉館時間は変更されることがあります。
休館日:月曜(月曜日が祝日・振替休日の場合は翌日)、年末
※2024年12月23日~31日までは休館
料金:文化交流展(平常展)一般700円

足湯でほっこり休憩!「九博庭園 足湯茶屋」

博物館の本館に隣接する「九博庭園 足湯茶屋」は、2023年12月にオープン。翌年、2024年2月から足湯が登場すると、国内外の観光客の間でたちまち話題になったのだとか。

足湯を利用する場合は、入店時に伝えて受付を。「ドリンクセット」(1,200円~)や「カフェセット」(ドリンク+甘味、1,800円)を注文すれば、45分間足湯を楽しむことができる。

ちょうどいい温度で足元から温まれるので、肌寒い時期でも大丈夫!

「八女緑茶 玉露」+「鰻むすび」の「カフェセット」(1,800円)

小腹が空いた時にぴったりの「鰻むすび」。薬味入りのまぜご飯に、ふっくらと香ばしい鰻が!

「八女和紅茶」+「足湯茶屋 お団子」の「カフェセット」(1,800円)

「足湯茶屋 お団子」は、右のかぼちゃ、抹茶、ゆずみたらしの順に味わうといっそうおいしく感じられる。

■九博庭園 足湯茶屋
営業時間:博物館開館日の11:00〜17:00(L.O16:00)
定休日:月曜日(月曜日が祝日・振替休日の場合は翌日)、年末 ※博物館の休館日に準ずる※2024年12月23日~31日までは休館

観光の合間に、参道名物グルメ食べ歩き

文句なしの定番人気!「太宰府参道 天山」の「あまおういちご大福最中」

太宰府参道にある「太宰府参道 天山」は、大宰府史跡から出土した「鬼瓦」型の最中で話題の和菓子店。

「あまおういちご大福最中」。粒餡・白餡・八女茶餡の3種類

「あまおういちご大福最中」(700円~※市場価格によって変動の場合あり)は食べ歩き限定。あまおうの旬が終わる4月末ごろまで販売予定だ。
北海道十勝産の小豆を使った粒餡は、甘さひかえめで上品な風味。10代の学生たちにも人気だが、良質な素材と丹念な手仕事が生み出す絶妙な味わいで大人もトリコに!

あまおうなしの「鬼瓦最中」(1個230円~)も販売されている。

■太宰府参道 天山
福岡県太宰府市宰府2-7-12
電話番号: 092-918-2230
営業時間:10:00~17:00
休み:不定

太宰府の新名物認定?! 「小鳥居茶房」の「生プリンアイス」

築100年以上の古民家をリノベーションした店舗

2020年にオープンした甘味処「小鳥居茶房」。看板商品の生プリンがアイスになった「生プリンアイスがSNSで話題に。「カスタード」(550円、イートイン560円)と「抹茶仕立て」(660円、イートイン670円)の2種類が味わえる。

手のひらサイズなのでボリューム感がテイクアウトにぴったり

添加物を使わずシンプルなレシピで作る素朴な味わいに、シャリシャリとした独自の歯ざわりがプラス。時間が経つとまろやかな口当たりになるので、冬でも案外ペロリと食べられる!

■小鳥居茶房
福岡県太宰府市宰府3-2-14
092-408-9072
休み:不定、年末年始

合格祈願に!「インダスカレー太宰府店」の「合格チュロス」

カレーやケバブを提供する「インダスカレー太宰府店」で、「合格祈願で訪れる受験生のために」と2023年に誕生した「合格チュロス」(1,000円)。

袋入りの「合格チュロス」

そのまま味わってもいいし、同一料金でチョコやシナモンなどの味付けができるので好みでカスタムしてみて。

■インダスカレー 太宰府店
福岡県太宰府市宰府1-14-24
電話番号:092-801-4959
営業時間:10:00~17:00
休み:不定

その他おすすめスポット

「大宰府政庁跡」は、太宰府の歴史や文化を知る上では欠かせないスポット。梅や桜の名所としても知られている。

近くにある「観世音寺」の四季の宝蔵(収蔵庫)は、きっぷの特典を使えば団体料金で入場できる。時間があれば「まほろば号」に乗って出かけてみてください。

太宰府散策きっぷのほか、「古都・太宰府」と「水郷・柳川」の二大観光地を1日で巡る、乗車券・川下り乗船券がセットになった「太宰府・柳川観光きっぷ」も販売中。
太宰府・柳川観光きっぷは、今回紹介した紙券以外にアプリ「my route」や「Paymul」で販売されているデジタル券もある。お出かけの際はチェックしてみてください!

「太宰府散策きっぷ」について
「太宰府・柳川観光きっぷ」について

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