毎年5月3日・4日に開催され、約200万人を動員するお祭り「福岡市民の祭り 博多どんたく港まつり」。長い歴史のなかで変わらぬ名物として親しまれているのが、西鉄が運行する、装飾が施された「花自動車」だ。
今年はどんな花自動車が登場するのか? 懐かしのキャラクターが並ぶ「花自動車」や、昭和時代のおもしろ「花電車」を写真で振り返りながら、2023年の見どころを紹介する。
花自動車のルーツとなったのは、路面電車にさまざまな装飾を施した「花電車」。明治時代に、西鉄の前身である九州電気軌道株式会社や福博電気軌道株式会社が、路線の開通式などで走らせたのが始まりだ。
写真に残されている最古の花電車は、なんと1910(明治43)年。戦後、初めて花電車が走行したのは1947年で、1949年には「博多どんたく」での運行が始まった。
路面電車がなくなり、「花自動車」へと形を変えたのは1977年から。デコレーションには数多くのモチーフが存在し、なかでもキャラクターを描いた車両が毎年話題となり、SNSでもよく登場する。
流行のキャラクターが描かれた花自動車は、時代を問わず子どもたちに大人気。昔の写真を見返してみると、懐かしのアニメのキャラクターが次から次へと出てきた。
ここからは、当時人気のキャラクターを中心に歴代の花自動車を振り返ってみよう!読者のみなさんも「懐かしい~~!」「このキャラクター好きだった!」ときっと思うものがあるはず!
まずは、妖怪ブームを巻き起こしたこちら。ジバニャンたちが福岡のまちを走る!
戦隊系も変わらず人気!
大人女子に人気でブーム再燃の「シルバニアファミリー」も♡
かわいさなら負けていない! 西鉄の公式キャラクター「nimoca」のフェレット。
Z世代だけでなく幅広い層に人気!
昔はDSでよく遊んでたなあ~
女子みんなが「プリキュア」になりたがっていたあの頃。
クラスの男子で、キン肉マンの文房具使ってた人多かったな~。
海賊王になりたい人続出! 不朽の人気アニメ。
朝からテレビを占拠!!どれみ世代はもう今は20代?
ここからは昭和色強め。戦うJKアンドロイド。
誰がいちばん好きだった?(私はセーラーマーズ派でした!by N×編集部女子)
当時、「んちゃ!」「バイちゃ!」などの流行語を生みだしたアラレちゃん!
「じゃじゃまる、ぴっころ、ぽろり」という懐かしい響き!
懐かしの花自動車をふりかえった後は、明治から昭和時代に福岡のまちを走った「花電車」をピックアップ。レトロでかわいく、ちょっぴりシュール?
まずは、アーカイブ画像最古の1910(明治43)年の花電車。手作り感がすごいけど、全体的に華やか!
戦後初の花電車のモチーフは「宝船」。実際に人が乗っていて、光り方もなんだかシュール!
優雅に佇む白雪姫。その下で姫支えているのは……!
1970年代に入り、「パンダと交通安全」という斬新な組み合わせ。
花電車の締めには、おなじみの「博多にわか面」。つぶらな瞳に注目を。
今年の「博多どんたく港まつり2023」では、「見た目は子供、頭脳は大人」の人気キャラクター『名探偵コナン』の花自動車が登場予定!
当日はどんたくでぜひリアルな花自動車を楽しんでみてください!
■当日の運行状況はパソコンやスマートフォンから確認OK!
https://www.nishitetsu.jp/livingservice/hanaji/course/
■まだまだある?! 歴代の花電車・花自動車の秘蔵写真。
アーカイブから誰でも閲覧可能!
https://www.nnr.co.jp/museum/decostreetcar/index.html