2024年9月9日、タイ・バンコクに「西鉄ホテル クルーム バンコク シーロム」がオープン! 西鉄が手掛けるバンコクのホテルは、「ソラリア」に続き2拠点目となった。「CROOM(クルーム)」ブランドでは初の海外進出となるホテルをいち早く取材。おすすめの過ごし方や近隣スポットを紹介する。
BTS(高架鉄道)サラデーン駅から徒歩約1分、MRT(地下鉄)シーロム駅から徒歩約5分という抜群の立地にオープンした「西鉄ホテル クルーム バンコク シーロム」。ホテルがあるのは東京で言うところの「大手町」のようなオフィス街で、日系企業も数多く進出。日中はビジネスパーソンが忙しなく行き交っている。
その一方で、繁華街である「タニヤ通り」やナイトマーケットで知られる「パッポン通り」に隣接し、夜遅くまで多くの人でにぎわっている。昼と夜で異なる表情を見せる、エネルギーにあふれた一画だ。
また、徒歩圏内にある「ルンピニー公園」は緑ゆたかで散歩やランニングにぴったり。都会と自然のバランスも良いので、ぜひ街歩きを楽しんでほしい。
館内は“クルームカラー”であるオレンジを基調としたカジュアルなデザイン。受付では、スタッフたちがフレンドリーな笑顔で迎えてくれる。
朝食会場となる「橙レストラン」では、和食や洋食、タイ料理などがバラエティ豊かにそろう。ブッフェメニューは週7日間毎日でローテーションするため長期滞在でも毎日違ったメニューが楽しめる。
和食の定番メニューが出てくるなか、特に注目なのは「豚骨ラーメン」と西鉄グランドホテルのレシピを参考にした「欧風カレー」!
料理長を務めるモニカさんは、豚骨ラーメンやカレーの味を学ぶために、福岡に研修に来て現地の味を体験。カレーは西鉄グランドホテルの料理長に直接作り方を教わり、「クルーム」のキッチンで本格カレーを仕込んでいる。
朝からお腹いっぱいになること間違いなしだ。
朝食の時間帯(6時30分~10時30分 ※週末は11時)が終わったら、レストランはコワーキングスペースに。パソコンや資料を持ち込んで、ここで仕事に励むのも良さそうだ。
このほか、個室の会議室(利用は有料、要予約)もあり、ビジネス利用に便利な設計となっている。
「スポーツジム」は宿泊客であれば無料で利用できる。
チェックアウト後にシャワールームを借りることができるので、ナイトフライト前のリフレッシュにも重宝しそうだ。
ランドリーを利用したいときは、まずはフロントへ。支払いを済ませてから利用する流れなのでセキュリティ上も安心。1回につき洗濯・乾燥がそれぞれ100バーツで利用できる。
客室は「スタンダードダブル」、ワークスペース付きの「スタンダードプラス」、「スタンダードツイン」、「デラックスツイン」、洗濯機やキッチン、バスタブ付きの「デラックスステイ」、最上級の「クルームステイスイート」の6タイプ。
全室にTOTOのウォシュレットを採用しているのもポイントだ。
最も多い部屋タイプは、広さ20㎡の「スタンダードダブル」。ベッドサイズは(w)155×(L)200cm、43インチのTV、シャワーブース付き。シンプルな滞在ならここで十分な設備がそろっている。
ビジネス利用でデスクワークが多いなら、ワークスペース付きの「スタンダードプラス」がおすすめ。22㎡の室内はバスルームとトイレが別になっていて、仕事に集中できるデスクスペースが設けられている。
最上級の「クルームステイスイート」は50㎡で定員4名まで。キッチンには電子レンジがあり、ダイニングテーブルも設置。キッチン&リビング、ベッドルーム、バスルームと空間が分かれていて、プライベート感を保ちながらくつろぐことができる。
さまざまな部屋タイプがあるので、滞在の目的やスケジュールを見ながら適したプランを選ぼう。
数日以上の長期滞在におすすめなのが、14室ある「デラックスステイ」タイプの部屋だ。広さは25㎡。キッチンや洗濯機付きで、コンパクトながら生活に必要なアイテムがそろっている。
仕事用のデスクスペースもあるので、パソコン作業やオンラインミーティングなどビジネスでもしっかり使えそうだ。
立派なキッチンとダイニングテーブルがあるので、近くのスーパーで食材を買って料理をしてもみてもよさそう!
近くのスーパーで食材と調味料を調達すれば、簡単な料理ならできそう!
観光や仕事に疲れたら、バスタブにつかって体力回復をはかろう。
ちなみに、「クルーム」のコンセントの差し込み口は、A(日本式)・B・B3・Cタイプが使える形状。変換プラグがなくても大丈夫だが、電圧は日本と異なるので製品によっては変圧器が必要なのでお忘れなく。
ホテルの周辺は、飲食店や商業施設が立ち並ぶ繁華街。実際にホテルに滞在したエヌカケル編集部のメンバーが、短期ステイでも長期滞在でも役立つおすすめの便利スポットをピックアップ!
イギリス発のドラッグストアチェーン。タイにも多くの店舗があり、ホテルを出て反対側には「Silom3」、商業施設「シーロムコンプレックス」内にも店舗がある。コスメ系のおみやげ探しに。
多くの店舗が24時間営業という活気あるショッピングモール。スタイリッシュなお店が多いので女性だけでも入りやすい。タイティーで有名な「ChaTraMue(チャトラムー)」も休みなし、24時間営業。
おしゃれなショップが入居する商業施設「Park Silom」(パーク シーロム)にあるスーパーマーケット。陳列がきれいで商品が見やすく、品数も多い。ベーカリーや生鮮売り場も併設する。
シーロムエッジ3階にあるマッサージ店。タイ式マッサージは2時間1,200バーツ。旅の疲れを感じたらぜひ!
「Silom Building64」という建物1階にある、言わずと知れた24時間営業のファーストフード店。ホテルを出てすぐの場所にあり、最寄りのフードスポットはここ。タイのドナルドは日本と違う……?!日本との味の違いを比べてみるのもいいかも。
マクドナルドからすぐの場所。24時間営業で、ドリンクや軽食を調達するのに便利。
ホテルから徒歩2分、最寄りのドラッグストア。おみやげ用のアイテムも販売している。
高さ314mの超高層ビル。最上階となる78階では、シートに座って夜景を見ながらゆっくり過ごすのがおすすめ。床がガラス張りになった展望台「スカイウォーク」があるので、勇気がある人はぜひ試してみて。夜(19時~24時)は入場料1,080バーツで1ドリンク付き。
「カニのカレー炒め(プーパッポンカリー)」の名店。まろやかな味わいなので辛さが苦手でもおいしく味わえる。サイズはSでもけっこうボリュームがあるので、たくさん食べたい場合は調整を! 「蟹のむき身のカレー炒め」(S・720バーツ~)、「蟹チャーハン」(S・360バーツ~)。日本語のメニュー表あり。
ラーマ1世が建てた王立寺院で、黄金色の大寝釈迦仏で有名。全長46m、高さ15m。寝釈迦仏のお堂は16時までなのでスケジュールを立てる際に注意して。入場料300バーツ。
「暁の寺」の別名を持つ美しい仏塔。クメール様式の大仏塔は高さ75mで、中腹までは登って見学できる。民族衣装をレンタル(※有料)して撮影する人多数!
対岸には「ワット・アルン」がきれいに見えるレストランやバーが点在しているが、日が沈む時間帯はどこも予約でいっぱい。良い席で見たいなら1、2カ月前などに席を確保しておこう。写真は「Restaurant&Bar VIEW ARUN(ビュー アルン)」からの眺め。
アユタヤ王朝時代に創設された王室寺院。美しいエメラルド色のガラス仏塔や天井仏画は、まさしく息をのむ美しさ。撮影やSNS投稿もいいけど、閑静な空間は瞑想にもふさわしい。マナーを守って静かにお参りを。
2018年にオープンしたタイ最大級の商業施設。ハイブランドのショップや飲食店など約600の店舗が入居。かなり広いので事前に目当てのスポットを調べるか、時間に余裕をもって行くのがおすすめ。
観光にもビジネスにも便利で、駅からもアクセス良好な場所にオープンした「西鉄ホテル クルーム バンコク シーロム」。次のバンコクステイは、ぜひ「クルーム」の「デラックスステイ」でゆったり長期滞在を!