2023年8月1日にグランドオープンの「ソラリア西鉄ホテル台北西門」。アクセス抜群の好立地に誕生した新たな宿泊拠点を、ひと足早く取材&体験レポ!現地を知り尽くした日本人スタッフおすすめの観光情報も紹介する。
「ソラリア西鉄ホテル台北西門」があるのは、台北市万華区にある「西門町(シメンディン)」という商業地区。食やファッション、カルチャーなどトレンドの発信地として知られ、若者たちが集まることから「台湾の原宿」としても知られている。
桃園国際空港からはMRTまたはタクシーで約1時間。MRT(地下鉄)板南線・松山新店線「西門駅」からは徒歩4分。人気の観光地・九份に直通便が出るバスセンターに近く、台湾の中心地である台北駅からも徒歩圏内で、観光にもビジネスにも便利だ。
地上28階建ての「ソラリア西鉄ホテル台北西門」は、古い建物が多い西門町エリアではかなりの高層ビル。西門町では初めての日系ホテルの進出で、大手の外資系ホテルを除けば最上級クラスとなる。
「ソラリア」ブランドなのでサービスのクオリティは保証付き。フロントには日本語ができるスタッフが常駐し、慣れない旅先でも安心して滞在できる。
ホテルに到着してあらためて実感するのが立地の良さ! 人通りの多い繁華街に位置しているので周辺は人気の飲食店や観光スポットだらけだ。
今回はホテル立ち上げのために現地に何度も通っている日本人スタッフから、ホテルから徒歩5分圏内の「おすすめスポット」をピックアップしてもらった。
ホテルから徒歩約3分の場所にある老舗の台湾屋台。スタッフが伝票をくれるので、セルフでオーダーを書き込んで渡せばOK。人気店なのでいつも行列ができているが、回転が速いので案外すぐに入店できる。テイクアウトも可。
【おすすめのメニュー】
・「滷肉飯+加蛋」魯肉飯+卵
・「鶏蛋蚵仔煎」牡蠣オムレツ
・「蘿蔔糕」大根と米粉の練り物蒸し
・「魚丸湯」白身魚のつみれスープ
台湾の名物と言えば、そうめんのような形状の「麵線」。1975年創業の名店「阿宗麵線」で味わえるのは、かつおだしのような香り高いスープにもつが入った一杯。メニューはこの一品だけといういさぎよさ。食べ歩きなら「小」でも十分ボリュームがある。
香菜(パクチー)は有・無から選べるので、注文時にスタッフに伝えよう。店の端に調味料があるので、少しずつ足しながら味の変化を楽しんで。
【おすすめのメニュー】
・麺線(小)
人気の点心や揚げもち餃子のほか、肉料理や魚料理、スープ、火鍋、ご飯もの・麺類など、台湾の名物が豊富にそろうレストラン。メニューブックは写真付きで、英語表記もあるのでわかりやすい。
店内はかなり広く、円卓テーブルなので大人数でも入りやすいが、週末はかなり混みあうのでピークタイムを外していくのがおすすめだ。
【おすすめのメニュー】
・「台灣啤酒、金牌台灣啤酒」 ビール
・「小籠湯包(8類)」 小籠包(8個) ※写真手前
・「葡式蛋塔」 エッグタルト
・「招牌水果冰茶」 フルーツアイスティー
繁華街で営業する、創業60年以上のかき氷専門店。台湾のかき氷と言えば、トウモロコシやピーナッツ、タピオカなど日本ではなかなか使わない具材が定番。バイクや車が通る音を聞きながら、路上にあるテーブルで味わう現地らしい雰囲気も旅の思い出に。
トッピングメニューもあるので、事前に目当ての具材を調べていくと良さそう。花生(ピーナッツ)、湯圓(白玉)、玉米(トウモロコシ)、紅豆(あずき)、麥角(麦芽)、粉粿(サツマイモ粉のゼリー)、鳳梨(パイナップル)、仙草、布丁(プリン)など、選びきれない! 注文カウンターの横に書かれている季節のおすすめメニューも要チェック。
【おすすめのメニュー】
・「花生玉米加圓冰」ピーナッツ、トウモロコシ、タピオカのかき氷
世界で5000店舗以上を展開する台湾発のバブルティーブランド。東京や大阪にも店舗があるが、本場で飲むとかなりリーズナブル。
写真付きのディスプレイにはよく見ると日本語メニューの表記有り。注文カウンターのメニューは英語表記付きで、指差し注文でもOK。メニューが多いので、事前にSNSやWebで調べて注文する商品を決めておくとスムーズだ。
【おすすめメニュー】
・「楊枝甘露」(季節限定)マンゴー+グレープフルーツ+サゴ(小粒のタピオカ)+ヨーグルト
パンや点心、台湾のおかず「滷味(ルーウェイ)」も販売する地元のベーカリー。台湾式のパンや焼き菓子なども並び、朝食やおやつにもおすすめ。数日日持ちがする台湾菓子はお土産にもぴったりだ。
【おすすめのメニュー】
・「鳳梨酥」(左) パイナップルと卵黄ケーキ
・「冠軍鳳梨酥」(右) パイナップルケーキ
「蛋捲(タンチュエン)」と呼ばれるエッグロールは、台湾や香港、シンガポールなど中華圏では広く愛されているお菓子のこと。台湾発の「海邊走走」は、ここ数年で人気が急上昇した話題店。看板メニューの「花生愛餡蛋捲」(ピーナッツエッグロール)は、ピーナッツソースが中に包まれている。チョコ餡やゴマ餡入りなど、異なる種類も販売中。
【おすすめのメニュー】
・「花生愛餡蛋捲」ピーナッツエッグロール
ホテルから大通りを渡ってすぐの場所にあるマッサージ店。入口に施術メニューが掲示されていて、日本語メニューもあるので安心。足裏マッサージがメインで、半身マッサージや足裏の角質取りなども組み合わせができる。
店内は1階と2階に施術スペースがある。どのスタッフさんもそれぞれ熟練の風貌で、実際に取材班で体験してみると全員が満足できる内容だった。痛みが苦手な人は受付時に日本語で「やさしく」と伝えれば通じる。
【おすすめのメニュー】
・「足裏+頭・首・肩+足浴」40分
改めて、ホテル周辺を巡ってみると台湾を存分に楽しめるスポットが満載だった!
ホテルを中心に、周辺観光を存分に楽しめるのはうれしいポイントだ。
「ソラリア西鉄ホテル台北西門」の魅力は、もちろん立地だけではない。施設にもぜひ注目を!
古い建物や商店が並ぶ西門町エリアで、ひときわ目を引くシックなエントランスが目印。エレベーターで6階に上がるとフロントがあるので、セキュリティ万全だ。
フロントの奥にはドリンクコーナーがあり、宿泊客は自由に利用できる。ガラス越しに西門の街並みが見えて眺望抜群!
「ビジネスセンター」は無料で使用できる。モニターや広めのデスクもあり、会議や打ち合わせにぴったりだ。
その他、フィットネスジムやコインランドリー、セルフクロークなども6階に。客室は7階から28階で、専用のエレベーターが用意されている。
7階から28階までが客室で、客室数は 298室。ダブル4タイプ・ツイン7タイプのほか、ハイグレードやトリプルなど用途に応じた14タイプの部屋を用意。
「ソラリア」ブランドのキーワードは「スタイリッシュ」や「モダン」。「ソラリア西鉄ホテル台北西門」では、台湾らしさをモダンに表現し、くつろぎと安らぎを感じられる空間に仕上げている。
バスルームはゆったりと広く、バスタブも大きめ。ふかふかのタオルが心地良く、贅沢な気分を味わえる。海外で気になる「お湯の出力」はバッチリで、水回りもストレスなし。化粧台も広くて使いやすい。
ルームウェアは一着ずつパッケージされていて、清潔感◎。
台湾茶を淹れるためのポットと湯呑みが用意されている。ちなみに、水道水は飲用不可。水が足りなくなったら、フロントに声をかければ飲料水のボトルを追加でもらえる。
朝食は、台湾料理や和洋食をブッフェ形式で楽しめる。時間帯は6時30分から10時30分まで。早めのご飯からブランチまで、好きな時間にぜひ!
おすすめは、台湾定番の朝食を和テイストでアレンジしたメニューの数々。台湾の伝統的な朝ごはん「鹹豆漿(シェントウジャン)」や点心、台湾の蒸しパン「饅頭」(マントウ)、台湾カステラやパイナップルケーキなど、台湾名物がずらりと並ぶ。和食メニューもあるので、長期滞在で日本食が恋しくなっても大丈夫!
最後に、「ソラリア西鉄ホテル台北西門」の総支配人を務める折口龍馬さんに、おすすめの過ごし方を聞いてみた。
ビジネスや観光、1人旅からグループ旅行まで多様なニーズにお応えできるよう、さまざまな部屋タイプをご用意しました。台湾の伝統工芸を取り入れたデザインや朝食ブッフェなど、ここならではの魅力はたくさんありますが、いちばんに感じていただきたいのはやはり「旅の拠点としての利便性」です。
近くを歩いて観光するもよし、バスや電車を使ってショートトリップするのもよし。1日や2日ではもったいないので、ぜひ長期滞在していただければと思っています。
日本人スタッフのほか、日本語対応可能なスタッフが必ずシフトに入るので、ちょっとした用事や周辺の情報など、気になることがあればぜひお気軽にお尋ねください。日本の「ソラリア」ブランドを感じる、安心で快適な滞在をサポートします!
ソラリア西鉄ホテル台北西門 総支配人
2008年㈱西鉄ホテルズに入社。九州内の西鉄イン、西日本鉄道㈱ホテル事業部営業統括課を経て、2020年よりソラリア西鉄ホテル札幌の開業を担当。2022年4月より台灣西鐵國際旅館股份有限公司に出向して現職「ソラリア西鉄ホテル台北西門」を担当。