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2025年4月24日(木)にオープンした「ONE FUKUOKA BLDG.(ワン・フクオカ・ビルディング、以下ワンビル)」。地下2階から地上5階までの商業エリアには飲食店やアパレルショップなどが入居し、6階スカイロビー、19階のホテル直営を含むと126店舗がオープンする(※2025年中に+7店舗オープン予定)。
フロアごとの特徴や楽しみ方を、ワンビルを一番よく知るリーシング担当者に案内してもらった!
2025年4月24日(木)の開業時には126店舗がオープンしたワンビル。なかでも、飲食テナントやアパレルショップが中心となっている地下2階から地上4階までを、西日本鉄道株式会社・天神開発本部 ONE FUKUOKA BLDG.部の浦山達郎さんと黄大圭さんに案内してもらった。
天神地下街に直結する地下2階は、スーパーマーケットやドラッグストアなど日常生活に彩りをプラスする店舗が入居。手土産や贈り物にぴったりのデリショップやスイーツショップもそろう。
福岡と言えば「食」のまち。地元のお店をベースに、商業施設への出店が少ないテナントさまにもお声がけしました。老舗の「高玉」や「中華料理
八仙閣」、「Umenohana KITCHEN」(「梅の花」)がデリスタイルで楽しめるのは今回が初めて。こうした新業態が多いのもセールスポイントのひとつです。
「筑紫菓匠 如水庵」は1954年、ワンビルの前身である「福ビル」が建つ前にこの地にあった「西鉄商店街」に出店した歴史があります。およそ70年ぶりにこの地に戻ってきてくれました。
また、地元で人気の「豆香洞コーヒー」は、コーヒースタンド「TOKADO COFFEE STAND」としてオープン。
さらに、「麦と野菜のお店&AttA(アンドアッタ)」ではイートインもできるようになっています。熊本で95年の歴史を持つ「西田精麦」発のサラダ専門店で、穀物と野菜をたっぷり摂れる「グレインズサラダ」を提供します。ランチにも夜ごはん用にも重宝しそうですよね。
「b!olala(ビオララ)」は、イオン九州が展開する食物販店。「オーガニック」「ナチュラル」「ヘルス&ウェルネス」「サステナビリティ」をコンセプトに、心と身体に寄り添うアイテムがそろいます。これほど充実した品ぞろえは九州でもめずらしく、イオン九州ならではだと思います。
また、同じ食物販の「AKOMEYA
TOKYO」は、東京ではおなじみですが実は九州初出店。約50坪の店舗で約1,600アイテム以上を取り扱います。
全国でおなじみの「タリーズコーヒー」は、西鉄との初のコラボ店。西鉄電車やバスの廃材を活用した内装になっています。店内をぐるりと見渡すといろんなアイテムが見つかるはずです!
「クリスピー・クリーム・ドーナツ」は、プレオープン時から行列ができるほどの人気ぶり。手土産にもぴったりですよね。地下2階の中央には、イートインスペースも用意しているので、気軽にご利用いただきたいですね。
そのほか、「リフォーム三光サービス」や「クリーニングの洗光舎」など、暮らしに欠かせないショップがそろうのもポイントです。「ヤマト運輸」では観光や出張での重たい荷物の送付や一時預かりサービスもあるので、ぜひ活用してほしいと思います。
福岡の「食」の魅力を引き出してくれるのが地元のお酒。地元の人気店を中心とした地域性のあるお店が集まり、屋台を思わせるカジュアルな雰囲気で食事を楽しむことができます。
また、福岡だけにとどまらず全国のおいしいものが味わえるのもポイントですね。大阪発の大人気店「すし酒場さしす」や東京・月島の「月島もんじゃ
たまとや」、「和牛一頭買い焼肉 盛岡手打ち冷麺 房家」は福岡の方にも旅行気分で楽しんでいただけるはずです。多様なジャンルのお店が集まり、選択肢が広いのはこうした大型商業施設ならではだと考えています。
寿司をつまみにお酒を楽しめる「すし酒場」の繁盛店。一品料理は海鮮系が中心で、握り・細巻きは162円から楽しめる。
「ざうお」などを系列店に持つ大衆酒場。福岡・長浜鮮魚市場から厳選した魚介類を毎朝仕入れ、常時約60~70種類+季節のおすすめ料理を用意する。メニューは昼夜共通で、300円台から、小ポーションで提供。昼飲みにぴったりで、おひとりさまでも使いやすい。
◎おすすめメニュー:「お刺身盛り合わせ」(3種類・1人前450円、5種類・1人前750円)、「胡麻サバ」(980円)、「ブリごまとろろ丼」(780円)
もんじゃ焼きの本場・月島に本店を構える行列店が九州初出店。明治四年創業、豊洲水産仲卸直営。魚介、鶏がら、香味野菜を独自の配合で炊き上げる自家製だしのもんじゃ焼きに、豊洲市場で目利きが厳選した海鮮一品、焼き魚、珍味などがそろう。
行列ができるラーメン店「博多一双」が手掛ける『濃厚豚骨つけ麺』の専門店が初登場。濃厚豚骨と魚介を合わせたスープに、特注の中太平打ち麺を使用。麺にはローストした胚芽をブレンドし、風味豊かでハードなもっちり感に。食べれば食べるほどおいしさが増していく。
◎おすすめメニュー:「つけ麺」(200g・1,200円~)、「特製ラーメン」(1,400円)
今や福岡を代表する名物グルメとなった”博多とりかわ”串をはじめ、地元で長年愛される串もの・焼きものをとりそろえた庶民感覚の焼鳥専門店。
博多に本店を構える「博多もつ鍋」専門店。1番人気の九州味噌をブレンドした「みそ味もつ鍋」のほか、博多の名物料理や熊本直送の馬刺しも用意する。おひとり様用のカウンター席も!
東京に9店舗を展開する人気焼肉店が首都圏外に初進出。厳選された全国銘柄和牛を一頭丸ごと競り落とし、良質な和牛をリーズナブルに提供する。さらに、店内にはオリジナルの”練り出し式製麺機”を設置。店内で粉から練り上げ、オーダーごとに製麺・茹であげをする、できたての「盛岡冷麺」も看板メニュー。店内には個室や半個室もあり、ランチミーティングや会食にも良さそうだ。
◎おすすめメニュー:ランチは「天神レア牛丼」(1,680円)、「サーロイン重&冷麺」(1,880円)、ランチコース「彩」(3,500円)など
客席はおよそ800席。天神でこの規模のフードホールは、西鉄にとっても大きなチャレンジです。福岡・九州の食やお酒の魅力が詰まった店舗ばかりで、シーンに応じて昼・夜ともに楽しんでいただければと思います。
サラダ専門店の「WithGreen」は、天神のワーカーの救世主的存在になりそう。最近はトレーニングで体づくりをする方も野菜中心の食事にされる方が多いので、気軽にテイクアウトもできるヘルシーなお店は人気が集まるのではないでしょうか。
「YEBISU BAR」は、海外のお客さまにもよく知られているビアバーです。国内外のたくさんの方に足を運んでもらいたいと思いました。新たな交流の場になればうれしいですね。
国産野菜を使ったサラダボウル専門店。レギュラー9種類+季節限定のシーズナルサラダ2種類をランナップし、S・M・Lからサイズを選べる。トッピング(+110円~)は20種類以上、ドレッシングは「さっぱりタイプ」「クリーミータイプ」合わせて13種類あり、好みのアレンジができるのも人気の理由。カロリーやタンパク質、脂質、糖質の表示があるので食事制限中の方でも安心してオーダーできる。
◎おすすめメニュー:「ハーブチキンと彩り野菜のサラダ」(S・1,270円)、「レッドチリチキンのコブサラダ」(S・1,380円~)、「砂肝ともやしナムルのサラダ」(S・1,160円~)
北海道ブランド牛「キタウシリ」や博多和牛など、選び抜いた素材で肉料理を味わえる。昼は定食や丼物を7種類用意。夜はお酒にぴったりなおつまみを400円台から提供し、ちょい飲みや仕事終わりの乾杯にぴったりだ。
◎おすすめメニュー:「牛カルビ焼肉定食」(1,408円)、「博多和牛ステーキ&ローストビーフ丼」(並盛1,960円、大盛2,260円) 、「ちょい飲みセット」(1,298円)、「ごまサバ」(682円)
長崎を拠点に、宮崎や大分などに店舗を展開する立ち飲み店が福岡に初登場。ドリンク1杯400円、おつまみ1品100円からとリーズナブルな価格で人気を博している。九州に特化した厳選の地酒を取りそろえる。地元客限定の『せんべろ会員』も募集!
グローサリーとレストランが融合した新しいスタイルの専門店。世界中のワインや調味料、お菓子やシェフ自慢のデリカテッセン・お弁当が並ぶ。15時以降のBARメニューでは、1人飲みでも注文しやすいアラカルトが登場。肉料理が充実しているのは、精肉業も展開する明治屋産業ならではの強み。
◎おすすめメニュー:(ランチ)「今週のタベリーセレクトランチ」(1,100円)、「今月のブレッドランチ」(1,200円) 、(BARメニュー)「スペアリブ2種」(1,500円)、「おつまみ&ビールセット」(S1,000円、M1,500円)
1984年創業のオムライス専門店。フードホール初登場。ふんわり仕上げたオムライスや熱々のオムライスドリアなど、バラエティ豊かなオムライスが楽しめる。
福岡・糸島にある人気直売所「JA糸島産直市場 伊都菜彩」から届くフレッシュな野菜と果物を使った料理を提供。パスタを中心に、おいしいものを「ちょこっとずつ」つまめるお店。小皿料理のほか、糸島の柑橘サワーやカクテル、ワインなど、お酒好きにはたまらない品ぞろえ。
◎おすすめメニュー:「自家製ソーセージと糸島産旬野菜ピューレ」(1,573円)、「ペペ・チー・タマ(ニンニク×チーズ×卵)」(1,419円)、「アクアパッツァペスカビアンコ」(1,749円)
九州産の素材を使ってシェフが織り成す創意工夫されたおいしい洋食を、できるだけ安価にたくさんのお客さまへ。そんなオーナーの想いが詰まったフレンチビストロ。
“ALL FOR YEBISU ~ヱビスの全てが、ここにある。~”をコンセプトに、ヱビスのための料理や空間を演出するビヤバー。個性豊かな樽生ヱビスの特長に合わせたお料理で「ヱビスと料理のマリアージュ」を。
商業施設やオフィス、ホテルなどのメインエントランスとなる1階。世界のTOPメゾンである「CHANEL」をはじめとしたビューティー・コスメ、ジュエリーブランドのほか、天神ビジネスセンターがある因幡町通り側にはレストランやカフェが入居する。
ビルの顔ともなる1階には、30~50代をターゲットにした高感度な大人ブランドが集まります。「THE CONTINENTAL ROYAL & Goh」は、福岡の洋食の歴史を築いてきた「コンチネンタルロイヤルカフェ」の後継店。福岡のフレンチを代表し、今や世界のトップシェフに名を連ねる福山剛シェフとのコラボレーションにより、すばらしいレストランが誕生しました。
小さい頃に家族と楽しんでいた「ROYAL」の食事。コンソメスープなど自分が親しんでいたメニューの製造工程を目にしたのが印象的でした。一からしっかり手作りし、そのていねいな積み重ねが「伝統」となって地元の人々の思い出をつくってきたんだ、と感銘を受けました。
「ONE FUKUOKA
HOTEL」直営の「THE CAFE by ONE FUKUOKA HOTEL」は、テラス席もある落ち着いた空間です。まちの雰囲気を感じながらくつろげます。
2~4階の商業フロアには、グローバルブランドや最先端のファッションが出店。コスメ、スポーツ、カルチャー、アート、カフェなど多様なジャンルのトレンドを体感できる構成だ。
高感度なアパレルブランドが集まる2階には22店舗が入居。ワークウェアとしても人気が高いアスレジャーブランドが多いのが特徴です。九州唯一の旗艦店である「NIKE」は、あらゆる年齢層にフィットするスポーツウェアやフットウェア、アパレル、ライフスタイルプロダクトをそろえます。
また、フランス・アルプス山脈の麓アヌシーの「SALOMON」は、革新的なプロダクトを創造するモダン・マウンテンスポーツ・ライフブランド。最近人気が高まっているフットウェアを中心に取り扱うそうなので注目ですね。
「NEUTRALWORKS.」は、「GET YOU READY」をタグラインにアクティブウェアやコンディショニングウェア、ワークウェアなどを展開します。「ココロとカラダをニュートラルに整え、いつでも“READY”な状態へとサポートする」というコンセプトなので天神のワーカーにもぴったりだと思います。
2002年に設立されたライフスタイルブランド「MAISON KITSUNÉ」と「CAFÉ KITSUNÉ」にも注目が集まりそうですね。メンズ、ウィメンズともに取り扱いがあり、ショップとカフェ一挙に楽しめるのは九州ではここだけ。ブランドの世界観を感じられる空間になるでしょう。
2階に比べてカジュアルなブランドが多く、「ここに来れば身の回りのものがなんでもそろう」というフロアです。1716年創業の奈良の老舗でインテリア・デザイン雑貨を扱う「中川政七商店」は、ここが九州エリア最大の旗艦店。九州の工芸を発信する企画展が常設されるなど、贈り物やお土産探しにも重宝すると思います。
また、フランス・パリ発の「アニエスベー」(県内唯一)や英国ブランド「マーガレット・ハウエル」のカジュアルブランド「MHL.」、英国を代表するアウターブランド「マッキントッシュフィロソフィー」(県内唯一)など、親しみのあるメジャーブランドも登場します。
ファッションのほか、アートも見逃せませんよ。九州初出店となる「SPIRAL GARDEN」は、インテリア・デザイン雑貨の販売に加え、ギャラリーとカフェの機能もそなえます。
実は、私たちの先輩方が10年以上前から出店のアプローチをしていて、ワンビル出店のタイミングで念願が叶うことに。アートや情報の発信地として、今後さまざまな企画展やイベントが開催される予定です。
4階は「大人の趣味や好奇心」がテーマのスポーツ&アウトドアゾーン。これまで天神にはなかった広大な敷地にアウトドアブランドを集めたいと考え、リーシングを進めてきました。
1938年にアメリカ・オレゴン州で生まれた老舗アウトドアブランド「Columbia」や、アパレルに関しては九州エリア最大規模の「スノーピーク」、ダウンやハードジャケットに定評がある「DESCENTE」などの人気ブランドが出店。アクティブな趣味の時間のほか、仕事にも役立つワークウェアや雑貨も手に入ります。
私自身、以前から「MAMMUT」のリュックを愛用していました。シンプル・スマートなデザインかつ機能性に優れていて、耐久性もばっちり。とても気に入っています。
私はマルチツールやキッチンナイフ、バッグなどを扱うスイス発のブランド「VICTORINOX」の愛用者でした。小学生の頃、父からプレゼントでもらったマルチツールを今もずっと愛用していて。それがきっかけで、リーシングを担当して初めてお声がけすることに。西日本初の新コンセプトショップとしてオープンするのでとても楽しみです。
さらに、以前「福ビル」にあったTSUTAYAが「蔦屋書店」として帰ってきました。シェアオフィスとラウンジの機能を兼ね備えた「シェアラウンジ」は、九州エリアでは最大規模に。「BOOK&CAFE」として、スターバックスのコーヒーを片手に本を読みながら選ぶこともできます。
東京・銀座に本店を構える老舗の文具専門店「伊東屋」は、県内唯一の店舗。オリジナル商品の展開もあり、ステーショナリー好きにはたまらない空間となりそうです。
地元の名店から世界のトップブランドまでが集合し、新たな天神のランドマークとなるワンビル。「創造交差点」という開発コンセプトどおり、好奇心が刺激され、人・モノ・コトにまつわる新しい出会いに満ちた場所になりそうだ。
普段使いにも特別な日にも、ぜひワンビルへ!
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