福岡・ワンビルのカフェガイド
スイーツやドリンク、食事まで
九州初出店など注目の店舗を紹介
2025年4月24日(木)に天神にオープンした「ONE FUKUOKA BLDG.(ワンフクオカビル)」(以下、ワンビル)には、グルメスポットが盛りだくさん。今回は、館内にあるカフェと注目メニューをピックアップして紹介!
「THE CAFE by ONE FUKUOKA HOTEL」で朝焼きフィナンシェを
ワンビル最上階にある「ONE FUKUOKA HOTEL」直営、1階にあるテラス付きカフェ。アートと格子組みの内装が調和した落ち着いた店内や開放的なテラス席は、「リラックスして過ごせる」と海外からのゲストにも好評だ。
イートインできるスイーツは、濃厚な味わいの名物「バスクチーズケーキ」(1,000円)のほか、「朝焼きフィナンシェ」(400円)や「ONE珈琲ゼリー」(800円)、「ミルクソフトクリーム」(700円)の4種類。日中は14時ごろから混みはじめるが、夕方以降から閉店の20時までは比較的入りやすい。
6月からは数量限定の「抹茶バスクチーズケーキ」(9cm2,800円~)がテイクアウトメニューに登場。贈り物や手土産にも喜ばれそうだ。
明治通りに面した店内。「福岡ビル」や「天神コア」が描かれたアートも必見
テイクアウトコーナー
「THE ROOF」ワンビル最上階の特等席
1階にある「THE CAFE」のほか、「ONE FUKUOKA HOTEL」直営となるのがワンビル最上階となる19階にあるルーフトップのカフェ&バー。自然光と風を感じながら、福岡の眺望を楽しめる市内随一のビュースポットとしても話題だ。
10時30分から17時までのカフェタイムには、サンドやパスタ、スイーツなどを提供するほか、「アフタヌーンティー」(予約制)も人気。アルコールの提供もあり、明るいうちから贅沢をしたい時にぜひおすすめしたい。
「スパークリングワイン」(1,100円~)や「白ワイン」(1,200円~)と合わせて
「糸島ロースハムのクロックムッシュ」(2,000円)。まろやかなベシャメルソースとチーズが福岡・糸島のロースハムを包み込む
「ティースタンドセット」(1名6,000円、サービス料別)。季節ごとに新しいメニューに。写真は2025年6月30日まで提供の「Strawberry AfternoonTea(ストロベリーアフタヌーンティ)」
市内北側~西側に面したテラス席。客席にある大水盤(写真左側)は、天神さま・菅原道真公が姿を映したという「水鏡」を模したもの
室内60席、ルーフトップテラス30席。室内にはカウンターやテーブル席がある
「PIERRE MARCOLINI」で味わう最高品質のチョコレート
ベルギーを代表するチョコレートブランド。カカオへの情熱が最大の特徴で、20年以上にわたり自らの手でカカオ豆からチョコレートを製造。最高品質のチョコレートを求めて進化を続けている。
本店舗は九州エリア2店舗目となる直営店。この店舗だけの提供でテイクアウト限定の「ショコランブル 八女抹茶 オ レ」や店内で焼き上げる「フィナンシェ フレ」をはじめ、カカオの魅力が楽しめる盛り合わせ「デギュスタシオン ドゥ カカオ」やパフェ、ワッフル、グラス&ソルベなど、魅惑的なメニューが並ぶ。
テイクアウト限定の「ショコランブル 八女抹茶 オ レ」(864円)。福岡の特産品である八女抹茶を使用。自然な甘みのなかでカカオと抹茶の苦みがバランスよく溶けあう
外はカリっと、中はしっとりとした「フィナンシェ フレ」(1個413円、イートイン価格)。「カス ノワゼット」(左)と「ショコラ」(右)の2種類。焼き立てが味わえるのは全国でもここだけ
「パフェ ア ラ ミニュット スペシャリテ ショコラ」(1,980円)。できたてのアイスのベースには、濃厚なチョコレートクリームとバナナのキャラメリゼ。期間限定のパフェも販売する
「タービネ ミニュット グラス&ソルベ」(カップ/コーン、ダブル935円、イートイン価格)。特別なマシーンで常時攪拌することでシルキーな舌触りに。オープン記念でチョコレート1個をトッピング(※なくなり次第終了)
「CAFÉ KITSUNÉ」で人気ブランドの世界観を体感
2002年、ジルダ・ロアエックと黒木理也の二人により設立されたパリと東京を拠点とするライフスタイルブランド「メゾン キツネ」と「カフェ キツネ」が九州初出店。メンズ、ウィメンズの最新コレクションとともに、ブランドの世界観を体感できる。
キツネをかたどったクッキーやチョコレートがアイコンとなってSNSでも話題となり、平日でもオープン前から行列ができるほどの人気ぶり。人気の「フレンチトースト」(1,600円~)のほか、「クロワッサンサンド」(850円~)や「ジェラート」(700円~)も用意する。
季節限定の「フレンチトースト-抹茶-」と「フレンチトースト-ストロベリー-」(各1,600円)。季節によって商品が入れ替わるのも楽しみだ
季節限定の「ストロベリーミルク」(950円)+「キツネサブレ」(400円)。サブレは3種類あり、ドリンクやフードと合わせて写真を撮るとGOOD
「エスプレッソトニック」(800円)。コーヒーの香りと苦みがトニックにマッチし、すっきりとした味わいに
カウンターと店内席。奥がテラス席
サンド系では「クロワッサンアンバター」(800円)と「クロワッサンハムサンド」(900円)が人気
カップやグラス、タンブラー、ドリップバッグなどオリジナルアイテムもかわいい
「REC COFFEE」店舗限定のワンビルブレンドに注目
ワンビル6階「スカイロビー」にある、福岡発の自社焙煎のスペシャルティコーヒー専門店。2008年に移動販売のコーヒートラックとして創業し、国内外に店舗を展開する。
数種類から選べる「ハンドドリップコーヒー」(600円~)のなかでも、おすすめは店舗限定の中煎り「ワンビルブレンド」。ワンビルで味わう特別なコーヒー体験をイメージし、華やかでパワフル、エネルギッシュで複雑な味わいに仕上げられている。
「ハンドドリップコーヒー」(レギュラー600円)と「ツナ&オリーブサンド」(670円)。サンド類はオーブンで温めてもらえるので熱々! パン自体は福岡の人気店「サンドイッチスタンド」のもの
また、サンドウィッチやホットドッグなどのブレッドメニューは常時数種類を用意。ワンビルで働くビジネスパーソンのランチや軽食に大人気だ。ほか、自社のパティスリーで製造するケーキ5〜6種類やパウンドケーキなどの焼き菓子もカウンターにあるのでぜひチェックして。
天神交差点に面した店内。席数が多くさまざまな席タイプがあるのも特徴で、ビジネス利用もしやすい雰囲気。スカイロビー側も合わせると150席近くある
豆やオリジナルグッズを販売。プレゼントにも良さそう!
「THE CONTINENTAL ROYAL & Goh」長年愛される定番スイーツ
福岡の洋食の老舗「ロイヤルグループ」が新たに手掛けたレストラン。地元を代表する世界的フレンチシェフ・福山剛さんがメニューを監修し、伝統と革新が融合した新しいスタイルを発信する。
デザートメニューの提供は15時から。
伝統的なスイーツとしては、長きにわたり愛され続けているロイヤルの「アップルパイ」を使用した「アップルパイキャラメルナッツソース」(1,200円)や、根強いファンが多い「C.C.ブラウンサンデー」(900円)が代表的。「アップルパイ」は、昭和63~64年からフレッシュリンゴを工場で炊いて仕上げる今のスタイルとなった。クラシックが流れる落ち着いた雰囲気の店内で、静かなひとときを過ごせそうだ。
シナモンの風味が効いた「アップルパイキャラメルナッツソース」(1,200円)。オレンジピールやドライアップルなどをブレンドした「Jewel Teaアンバーオランジュ」(750円)がぴったり
「SPIRAL GARDEN」ギャラリー・ショップ併設のアート空間
(C) SPIRAL / Wacoal Art Center
Photo: YASHIRO PHOTO OFFICE
「都市の公園」をイメージした、ギャラリー・ショップ・カフェを兼ね備えた「SPIRAL
GARDEN」。アーティストの自由な発想とみずみずしい表現に満ちた空間が、さまざまな方向から感性を刺激してくれる。
2024年9月まで福岡市でカフェを営んでいた菅井淳史さんがカフェメニューを監修。11時~14時まで提供の「デイリーランチセット」は、メイン+ミニサラダ+ソフトドリンク(200円オフ)のお得なセットだ。
また、デザートが選べる「ドリンクセット」(ドリンクが200円オフ)のほか、アルコールの提供もあり。「早めのおやつや昼飲みもOK。公園に来るような気分で、ふらっと立ち寄ってリラックスしてほしい」と菅井さん。今夏にはテラス席がオープン予定だ。
メインはフォカッチャサンドやパスタなどから好きなものを選ぶ。写真は「糸島産たまごのフォカッチャサンド」(860円)+定番フルーツスカッシュ「4種のベリーミックス」(600円)
テーブル席やカウンター席がある広々とした客席
(C) SPIRAL / Wacoal Art Center
Photo: YASHIRO PHOTO OFFICE
洗練されたセレクトアイテムが並ぶショップ
「神乃珈琲」3種類のブレンドコーヒーが看板
「日本人による日本人のための珈琲」をコンセプトに2016年に誕生した、「ドトールコーヒー」の最高級ブランド。九州エリアへは初出店。代名詞であるブレンドコーヒー「月煎」「陽煎」「神煎」のほか、人気なのは本わらび粉を使った2種類の「わらび餅ラテ」(880円)。
「わらび餅 カフェ・オ・レ」(左)と「わらび餅 宇治抹茶ラテ」(右)
なかでも「わらび餅 宇治抹茶ラテ」が圧倒的な人気で、「和三盆プリン」(550円)や「宇治抹茶モンブラン」(550円)と合わせて楽しむ人が多い。ケーキやスコーンなどは常時約10種類あるほか、ブレッドメニューも1日を通して楽しめるのがうれしい。
「和三盆プリン」(550円)。カラメルにも和三盆が使われていて、やさしい甘みが広がる
ケーキで人気なのは「苺と宇治抹茶のダックワーズ」(550円)。サンド系で注文が多いのは「海老とアボカド」(580円)だが、スタッフの一押しは「コンビーフポテト」(580円)!
「和カフェ Tsumugi」食事も甘味も日本茶も!
福岡には初出店。創業160年以上の歴史をもつ大阪の老舗茶屋「袋布向春園本店」の日本茶を提供。和のモチーフを取り入れた空間と食事が楽しめる。
「和のアフタヌーンティー~紬の贅沢スイーツ食べ比べ~」(2,310円)
カフェタイムの注目メニューは「和のアフタヌーンティー~紬の贅沢スイーツ食べ比べ~」(2,310円)で、「三重県産抹茶の濃厚テリーヌ」「和栗と焦がしきな粉のほうじ茶モンブラン」「芋ようかんの和三盆ブリュレ」などの単品メニューを少しずつ味わえて人気。
「三重県産・福岡八女産 かぶせ茶」(660円)。専用のマグで淹れ、茶葉の香りと味わいを存分に味わえる
6月以降に登場する「天然水の削り氷」は他店舗でも例年好評で、行列必至。小盛りサイズもあり、食べ比べするのもよさそうだ。店内はゆったりしたテーブル席がメイン。食事のシーンでも重宝すること間違いなし。
天神交差点に面した店内
「タリーズコーヒー」スイーツやホットミールが充実
天神地下街に直結する地下2階のカフェ。西鉄とタリーズコーヒージャパンが初コラボした店舗で、内装には西鉄電車や西鉄バスの廃材が活用されている。
コーヒーの味わいはもちろんのこと、スイーツやホットミールなどのフードメニューが充実しているのも、多くのファンを魅了する要素のひとつだ。
パスタとドリンクのセット(1,215円~)。写真は「カフェラテ」と「粗びきビーフの絶品ボロネーゼ」のセット(1,260円)。時間帯を問わず注文OKで、ランチタイムを逃した時でも安心
約5種類あるパスタで一番人気なのは「粗びきビーフの絶品ボロネーゼ」(単品930円)。このほか、タリーズ定番の「ボールパークドッグオリジナル」(390円)やサンドイッチ、ケーキ、焼き菓子などもあり、いろんなシーンで利用できるのがうれしい。
吊り輪を再利用(写真左)。電源付きのデスクや低めのテーブル席など、さまざまなタイプの席があり幅広い客層が利用している
「福岡天神 蔦屋書店 SHARE LOUNGE」時間制のシェア空間
福岡エリアに3店舗展開する蔦屋書店のシェアラウンジ。登録不要、時間制で使えるソフトドリンクプランは60分1,100円から。長時間利用する場合は、1日利用(3,850円)が圧倒的におすすめだ。
複数名で使う場合や、何度か利用予定がある場合は「ソフトドリンクプラン1時間チケット(5回分)」が4,400円で、1時間分お得。公式アプリを使えば、空席チェックや予約、回数券購入などもスムーズだ。
ナッツやドライフルーツなど約30種類のフリースナック
自由に選べて楽しい!
ドリンクコーナー。コーヒーや紅茶、スープ系も用意
打ち合わせなどグループでの利用に適したオープンスペース
半個室ブース席は全てモニター付き。集中できる空間は仕事がかなりはかどりそう
このほか、地下2階ではグレインサラダやフルーツボウル、スイーツボウルが楽しめる「麦と野菜のお店&AttA(アンドアッタ)」、スペシャリティコーヒーを提供する地元の名店「TOKADO COFFEE STAND」、日本茶メニューが充実した和喫茶「茶寮伊藤園」も営業中。
ぜひワンビルで、お気に入りのカフェを見つけてみて!
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